●ツアー概要
キリマンジャロ登山の拠点となる町モシのKEYS HOTELS TRAVEL & TOURSで手配したツアーは以下の通り。
・キリマンジャロ Maranguルート6日間 ※最短5日間から手配可能
・送迎、3食+飲料、山小屋泊(マットレス・枕あり、一部シャワーあり、トイレ・ソーラー電気あり)
国立公園入場料、レスキュー費用、英語ガイド1名+ウェイター1名+ポーター&コック3名の計5名)
※料金に含まれないのは、登山装備、およびスタッフへのチップ。
●装備
モシに到着してから旅行会社を2日間かけて周り、1日で登山に必要な装備を揃え、ツアーに参加した。
登山に必要な装備は、登山靴・寝袋・防寒着・ザック・ヘッドランプなど全てレンタル可能で、基本的にはツアー手配会社でレンタル可能だが、
レンタル専門店もある。最低限の洋服(長袖、長ズボン、Tシャツ、帽子、靴下、下着、フリースなどの防寒着)以外を
全てレンタルすると、1週間でUS&100〜150ぐらいかかる。
衣類以外は、登山中の行動食、カメラ+十分な乾電池、薬ぐらいで、モシで簡単に手に入る。
標高2700mまでの服装
標高4700mまでの服装 ( 日中 )
標高4700mまでの服装 ( 朝晩 )
標高5895mまでの服装 ( 日の出前 )
ポータに預けた荷物、最大20kgまで
Kili Java隣の山具レンタル専門店
●ルート
最も登山道が整備されていて登りやすい、Maranguルート( 別名「コカコーラ・ルート」 )を選択。
以下、6日間の日程
1日目 : モシ → 登山口まで車移動( 1H )、トレッキング ( 登山口 1970m → Mandara Hut 2700m )
2日目 : トレッキング ( Mandara Hut 2700m → Horombo Hut 3720m )
3日目 : トレッキング ( Horombo Hut 3720m ⇔ Zebra Rocks 4100m ※高度順応日 )
4日目 : トレッキング ( Horombo Hut 3720m → Kibo Hut 4703m )
5日目 : トレッキング ( Kibo Hut 4703m → Gilman’s Point 5686m → Uhuru Peak 5895m → Horombo Hut 3720m )
6日目 : トレッキング ( Horombo Hut 3720m → 登山口 1970m )、登山口 → モシまで車移動( 1H )
●山小屋紹介
キリマンジャロ登頂には5ルートあり、Maranguルートのみ、山小屋(ハット)泊が可能。1泊US$50( 東アフリカ人の場合、2000Tsh:約150円 )。
Mandara Hut、Horombo Hutでは、少人数(4〜6名)の山小屋に泊まった。山小屋には、木枠のベッド+マットレス+枕があり、ソーラー電気でライトが付く。
かなりしっかりした造りで、水洗トイレ、水シャワー、ダイニングなどの共同施設もあり、富士山の山小屋に比べたらかなり快適。
Kibo Hutは、12人部屋がいくつかある山小屋で、外には意外と綺麗な共同トイレ(ぼっとん)があるだけ。
Horombo Hut 3720m
Horombo Hut 6人部屋
Horombo Hut ベッドは早い者勝ち
Mandara Hut 2700m 清潔な水洗トイレ
Kibo Hut 4703m スタッフ小屋
Kibo Hut 4703m 12人部屋
ボリューム重視のランチボックス
おやつにはポップコーンだよ
毎回ボリューム満点のディナー
味付けはグット!! パスタ
パワー全開朝ご飯
なんと!山の上で揚げ物まで!
●高山病への恐れ
キリマンジャロ山は、標高5895mにも関わらず、一般人が登頂可能な山として知られている。
登頂可否の鍵を握るのは、高山病と寒さ対策である。
高山病は個人差があるが、標高3500mを過ぎると、何らかの症状が出ると言われている。今までに体験したことがある
最高標高は、車で訪れた4900Mでその時は高山病にならなかった。今回は登山初日より、高山病予防薬のダイアモックスを予防投薬し、
(朝晩、各半錠125mg、4日目の朝は1錠250mg)、また高度順応のために1日予備日を設けた。
ラッキーなことに、全く高山病の症状(頭痛、吐き気、不眠)は出なかった。
Kibo Hut 4703m を目指す辺りから高山病に悩まされている登山者を見かけ、
深刻な高山病のためにレスキュー隊のタンカーで運ばれていく登山者もチラホラ見かけた。
Kibo Hut 4703mから先(山頂まで)は、さらに高山病に悩まされる人が増え、恐らく40%ほどは登頂できなかったと思われる。
●登頂を支えてくれた仲間
ガイド、ウェイター、コック、ポータ2名が、私1人のために割り当てられた。登山開始までは、「本当にこれだけの人数が
必要なんだろうか?費用を抑えるために、もう少し減らせないのかな?」と考えていたが、それは間違っていた。
彼ら全員のサポートがあったからこと、登頂できたんだと確信している。
各メンバーの役割は以下の通り。
・ガイド : 常に一緒に歩き、チーム全体をまとめる。 ( ガイド暦10年の明るい45歳 )
・ウェイター : 山小屋での身の回りの世話をしてくれる女房的な役割。( とても気が利く真面目な48歳 )
・コック : 文字通り料理人。全ての食事を用意してくれる。( 無口な20代 )
・ポーター : 荷物運びで、ほとんど接する機会はない。( たよりになる30代、とってもシャイな20代 )
俺を支えた5人の男たち、ありがとう
超ベテランガイド、マリッサ!
登頂を目指す、仲間との夕べ
前日の打ち合わせ風景
タンカで登山者を降ろす男達
ポーターの後姿、力強い