タンザニアの世界体験

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コラム094 ダル・エス・サラーム 世界の車窓から 〜タンザン鉄道 48時間の旅〜

コラム094 ダル・エス・サラーム 世界の車窓から 〜タンザン鉄道 48時間の旅〜
2010年08月31日

●タンザン鉄道(TAZARA)とは

タンザニアのダルエスサラームとザンビアのニューカピリムポシ(首都ルサカからバスで3時間)を結ぶ鉄道。 週2便(火・金発)ダルエスとニューカピリの各駅を出発し、2泊3日(40時間)の予定。ただ"遅れること"で有名なタンザン鉄道、 10時間以上の遅延はよくある話らしい。今回はダルエスサラーム発の便を利用し、8時間遅れの48時間でニューカピリムポシに到着。 途中1時間以上停車することが度々あり、かなりのんびり移動。 ダルエスサラーム(標高36M)→ウヨレ(標高1786M)→ニューカピリムポシ(標高1275M)と標高差もあるちょっとした登山電車?

ダルエスサラーム駅
待合室には人がいっぱい
車両は中国製

中国語で書かれた路線図
大勢の人々が電車へなだれ込む
終着のニューカピリムポシ駅

●車内の様子

タンザン鉄道は、1等寝台(4人)・2等寝台(6人)・座席の3種類席がある。宗教上の理由から、寝台車両は男女別になっている。 私達みたいに夫婦でも別コンパートメントになってしまうので、今回は1等寝台を貸し切ることにした。 1車両に、コンパートメント×7+トイレ+洗面台+シャワーがあるのが1等寝台車両。 各コンパートメントには、ベッド×4(枕、毛布、シーツ付)、机、室内灯、荷物置き場、網戸+鍵付窓がある。 扇風機、コンセント、ベッド毎のライトがあるが、全て使えない。夜だけ使える室内灯の電球ソケットから電源供給を試みたが、 電圧が低すぎて利用できなかった。 車両毎にアテンダントが居て、最初に水500ML,石鹸、トイレットロール、飴をサービスで配ってくれた。それ以外は、掃除をするぐらいで、 こちらの質問やお願いには答えないダラダラしたアテンダントだった。 バーとレストランの車両があり、氷がある限りは冷たい飲み物を買うことができる。3度の食事は、スタッフが来てくれるので、コンパートメント内で 注文、食べることができる。昼食・夕食のメニューは同じで、魚OR牛肉OR鶏肉シチュー+ご飯ORウガリの3種類しかないが、味はまぁまぁいける。

4人用コンパートメント
2段ベット
裸電球から電源確保・・失敗

共同の洗面台
共同のトイレ
共同のシャワー

朝食、オムレツとソーセージ付き
昼食、ライス&チキン&シチュー
夕食、ライス&フィッシュ

●2泊3日の過ごし方

たっぷり時間はあるがコンセントが使えないので、パソコン作業ができない。本も持ち歩いていないので、読書もできない。 となると、三度の食事を楽しみに、おしゃべりするか寝てるか・・・とにかくダラダラとした生活になる。 しかも電車はかなり揺れ、終始ガタガタものすごい騒音をあげているので、ぐっすり快眠というわけにもいかない。 空調設備がないので、窓を開けっぱなしにしているが、砂埃が入ってきて、そこら中が砂でジャリジャリになる。 じゃあ、シャワーでも・・・と思うが、水不足のため1日目しか浴びることができなかった。 トイレはボットン(線路に落ちる・・・)なので問題ないが、水不足は深刻な問題だった。出発時に電車に蓄えた水しかないので、 途中からシャワーも洗面所も水が出なくなった。途中数時間停車したのに、補充していないみたいだ。 そうそう、入出国、換金は全て自分のコンパートメント内でできる。 日本の某番組(世界の車窓から)をイメージして乗ってみたものの、番組のように10分程度ならいいけど、さすがに48時間ともなると。 まぁ一度乗ってみるのはいいとは思うけど、もうちょっと時間が短いORコンセントが使えればいいのになぁ・・・。

世界の車窓より、なんてね。
国立公園内を走る
日が沈む

喉かな風景が続く
たまに町の近くを通る
物売りのおばちゃんたち

野焼き、山火事? 危険じゃないの?
ペットボトルをねだる子供達
どこの国も子供は元気だ


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