●サガルマータ国立公園
世界遺産 サガルマータ国立公園・・・・・、エベレストと言えばみんな知っていると思う。
世界最高峰エベレストが、すぐそこにある。といっても、登山家ではないので、エベレストを拝めれば本望である。
普通の人でも、標高2800Mのルクラから、標高5200Mのベースキャンプまで、2週間でトレッキングできる。
標高4500Mぐらいまで、シェルパ族が住んでいるので、山小屋があり、身軽に行くことができる。
とはいえ、標高が高いので、高度順応しながら、ゆっくり登る必要がある。
頑張る人は、麓のジリから、ルクラまで片道6日間かけて登るらしい。
●4泊5日のトレッキング
今回は時間がないのと、そんな体力も自信もないので、標高3400のナムチェという町まで行く。
ナムチェからでもエベレストが見れる。ナムチェまでなら、ガイド、ポーター無しで問題ない。
●ルクラへの飛行機、無事ついてよかった・・・。
カトマンズ⇔ルクラのフライトは天候に大幅に左右され、フライト延期が何日も続くことがあるらしい。
往路は1時間、復路は2時間半待たされたが、同日に飛ぶことができた私たちはラッキーだったみたい。
数社の航空会社があるが、最安値のYeti航空、10人乗りぐらいの小型プロペラ機。
山間を飛ぶせいか、ものすごい揺れる、何度も、もう死ぬ・・と思って、悲鳴を上げた。
怖かったのは、ルクラへの着陸。山間に短い滑走路があるので、山に追突するかと思った。
Yeti航空
ギュウギュウの機内
極端に距離が短い滑走路
●トレッキング
2日かけてナムチェまで登り、2日かけてルクラに戻ってくる・・・というのが、予定。
飛行機を降り、標高2800Mルクラの町並みを抜けて、エベレスト街道に入る。
途中に小さな村があるので、山道というよりは、生活道である。
今日は基本的に下り、足慣らし・・・という感じで、夕方前に標高2600Mパクディンに到着、ここで一泊。
オフシーズンなので、宿泊は私たちだけ。明日が旧正月なので、親戚が遊びに来ていて賑わっていた。
2日目、6時間かけてナムチェまで行く。標高3000Mを越えると、勾配がきつくなる。
日中は日差しが強く、結構暑くてばてる。私たちはペースが遅いので、100KG近くの荷物を背負いながら歩く
シェルパ族のおじさんと同じぐらいのペース。100KGですよ!!
シェルパ族は小柄で男性でも160CM以下なのに、100KGの荷物を背負って、山を登るなんて・・・・。
彼らのお陰で、山小屋で温かいご飯が食べれてるんだと思うと、ありがたくて手を合わせたくなる。
ナムチェはかなり大きな町で、インターネットができたり・・・、ジャーマンベーカリーがある。
ナムチェに2泊して、エベレストが見えるポイントで天気待ちする。
その後、2日かけて下山する。ゆっくりとしたスケジュールなので、軟弱な私でも歩ける。
ルクラからトレッキング開始
最初は村の道を歩く
サガルマータ国立公園ゲート
下が見えるので、ちょっと怖いつり橋
荷物運びのヤク
ナムチェが近い
山道にあるマニ石
山道にあるマニ石
ナムチェの入口
●山小屋の様子
山小屋の宿泊費は安いが、食事を頼むのが前提なので、頼まないと追加料金を要求される。
夕食時だけ暖炉をつけてくれるが、それ以外はかなり寒い。布団はあるが寝袋必須。
ナムチェで、室内の温度計が−5℃だった・・どうりで鼻が痛いわけだ・・。
食事はMENUも豊富で、疲れた体に温かい食べ物は、本当助かる。甘いネパリチャイは最高!!
旧正月なので正装
共有スペース
明け方は室内もマイナス気温
温かい夕食が嬉しい。
味もそんなに悪くない。
シェルパの旧正月祝い
●エベレスト展望
標高3440Mのナムチェから、標高3880Mのホテル・エベレスト・ビューまで行く。
いつの間にか富士山を越えている、高山病の症状もなく、2時間ほどで到着。
残念ながら雲がかかっていて見えない。2時間半ほど、ねばったけど結局エベレストは見えず。
室内で見てたけど、体が芯まで冷え、下山途中に雪がちらついていたのもあって、
寒さでダウン。宿に戻り、寝袋に入り、布団を2枚重ねても、体が冷たく、・・・凍死するかと思った。
翌日、エベレストが見える近くの丘へ行く。(実は軍事訓練所だったが入れてもらえた。)
雲がなく・・・・・遥か&遥かかなたにエベレストの頂が見えた・・・感涙。
前の山が高く、全貌を見ることはできなかったけど、世界最高峰の三角屋根が見えた・・・・。
感動のあまり手が震えてるのかと思ったら、寒さのせいだった。-10℃・・・寒いわけだ。
ナムチェの町並み
エベレスト・ビューホテルから見えない・
軍隊練習場から、見えた(涙)