●最初は、快適な寝台電車
成都から麗江へ行くには、飛行機(550元)、もしくは電車(155元)+バス(132元)を乗り継いでいくことができる。
飛行機は高いので、私たちは、電車+バスで行くことにする。
16:00成都を出発した電車、3段ベットの最上階の席を予約した。天井まで高さがなく、寝ることしか出来ない。
就寝時間になるまでは、最下段のベッドをみんなが座席代わりに利用する。また窓際にテーブル付きの席があり、
私たちはそこをキープして、中国人と同様、始終何か食べて過ごした。
無料でお湯が利用できるので、水筒、茶葉とカップラーメンは必需品、更に暇つぶしのひまわりの種、果物など。
1車両に1人スタッフが居て、マメに清掃してくれるので、中国とは思えないぐらい綺麗を保っている。
就寝時間が来ると、消灯になる。私たちは、早朝5:00頃到着する華枝花で、電車を降りる。キップを事前に、車掌さんが
回収して、下車駅が来ると起こしてくれるので、安心して眠れる。いやぁ〜こんなに中国の電車が快適とは。
成都火車駅(電車の駅)
電光掲示板、漢字ばりばり
華枝花まで、この電車で行く
ちゃんとした個室トイレだった。
列車必須アイテム
三段ベッド、最上階
●恐怖のバス
華枝花から、標高2400Mの麗江まで、8時間の山越えである。
30人乗りぐらいのバスは満員、車内は綺麗で、まだ寝不足なのでゆっくり眠れそうである・・・・と思ったら、
すぐにウネウネした山道となり、それを運転手はガンガンスピードを出したまま、ハンドルをぐいぐい切る、すごい重力。
酔い止めを飲んでいるのに効かない位、気持ちが悪くなる。
すると、子どもが吐く、おばさんも吐く・・・ゲロゲロ。
バスにはちゃんとゲロ袋が用意されているが、窓の外にそのまま吐く人もいるし、ゲロ袋を窓から捨てたりする。
とにかく、「ウぇーゲー」という音が結構聞こえてくる、もらいゲロしないように、吐き気を必死に抑える。
出発して2時間弱でトイレ休憩がある、ところがそのトイレ、ロバに見られながら、肥溜めにする中国式穴があるだけのトイレ。
地元民を鼻をつまみ、トイレが終わると走って出て行く、猛烈に臭いトイレ、ここで吐き気が増す。
更に1時間半後、昼食休憩。バスから降りると半分以上の人が道端に吐く、そして昼食を食べる・・・なんなんだ!!
とにかく吐かない様に、窓を開け、常に冷気を浴び続けることにした。ところが、標高が上がってきて、空気が冷たくなる。
それでも冷気を浴び続けたので、顔は青ざめ、頭痛がひどくなってきた。でも、窓を閉めると吐きそうなので、
どうしてよいか分からず、冷気を浴び続ける。8時間後、麗江到着。心身ともにフラフラ。
宿に到着すると、ベッドの上に倒れこみ、動くことができない。
気持ち悪い、頭痛い、寒い、息苦しい、咳き込むと全身が痛い・・・など、最悪のコンディション。
挙枝花汽車駅(バスターミナル)
分かりやすい掲示板
バスターミナル待合室
ちょっと狭い車内
山越えの8時間バス
バスはきれい
●安さで、長距離バスを選んだ結果・・・・
3日間寝込み、4日目に病院へ。高山病+気管支炎と診断され、酸素吸入を受ける。
宿の人に、「華枝花から、麗江のバス移動は大変ですよ」と忠告されていたのに、無理をした結果こんなことに。
辛いバス旅の結果、病院へ
酸素吸入中
大量の漢方+西洋薬