●ツアー内容
アリススプリングスから2泊3日のウルルツアーにJumpOn(参加)した。
実際のツアーの全貌こんな感じ。
・キングスキャニオン、オルガ岩群、ウルル(エアーズロック)を歩く。
・ウルルのサンセット・サンライズを見る。
・宿泊は2日間ともスワグ(Swag)で野宿する。
・シャワーは無し。国立公園内の洗面所を一度使うことができた。
・2泊3日一緒に行動するガイドが、運転、公園内での説明、食事・片付けなど全部してくれる。
僕らが参加したツアーのメンバーは、約25人ビックパーティー。その内訳のほとんどは欧米系。アジア系は少々。
ツアー代金はA$105(約10000円)と安め?なので若者中心。
●夜はキャンプファイヤーとスワグで野宿
夜のための準備。それまず買出しだ。皆が買うのは何かというと「酒」。これでもかというくらい買う。
欧米人の夫婦は1カートンのビール(24本)とそれ以外に買うし。ワインを何本も買う人もいるし。
欧米の人は酒飲みの方が多いようだ。
次はキャンプファイヤー用のマキ。どこで買うのかと聞いてみると、「拾いに行くんだよ」と。
公園内の道路に横付けして、皆でマキを拾いに行く。そうすると意外に大木の破片が転がっている。
それを皆で協力して車まで運び、バスの後ろの台車に巻き付ける。なんてワイルドだぁ!(安上がり?)
その後、全ての物資がそろったところで今日のキャンプ場?へ移動。
公園内のわき道を10分ほど入っていった所にコンテナがあり今日はここで寝ると。
コンテナの中で寝るの?いや違う、この中にスワグがあるんだと。
とうとう出てきたスワグはビニールシートをグルグル巻きにしたような物体。
それを広げてみるとなんだか怪しい・・見た目はまさに死体袋だった。
ここに入って寝るの?ちょっと引いた。僕のはじめての野宿は死体袋?
夕飯はパスタとジュース。キャンプファイアーを囲みながら外でワイワイ食べたからなのか、意外にも美味しかった。
そして就寝。スワグの中に自分達の寝袋を入れて恐る恐る入ってみると意外にも良い。
下敷きのシートもしかっりしている。チャックが付いているので風も入らない。あと顔を覆うシートもあるので、
風に舞う砂も入ってこない。見た目をのぞけば良い感じである。
少し寒い気もしたが、アルコールの影響もあったのか、満天の星空を眺めながらあっという間に夢の中へ。
キングスキャニオン
バスがけん引する荷物車が台所に!
みんなノリノリ!!バス乗り!!
●オルガ岩群
ツアーのメイン観光のひとつオルガ岩群。それは36個の巨大な岩の集まりで
これらの岩は、砂の地層が地殻変動によって隆起しできた山に長い期間にわたり
雨・風の風化受けた結果、今の状態になったとか。
実際に遠くからみると岩はとても綺麗な流線型だが、近くでみるとざらざらした鱗みたいな感じ。
見所の「風の谷」。そこにはなんとも不思議な世界が広がっていた。
丸み帯びた岩の谷の間から見える景色は、絵に描いたような感じで別世界にトリップしたような。
地球上にこんな場所があったんだと超感動した。
●ウルル
ツアーの目玉、ウルル。ここでは周り9qを歩いて回る事ができる。
オルガ岩群が複数の岩の塊に対して、ウルルは一枚岩の塊だ。でかい、かなりでかい、本当大きい。
荒野の真ん中にこんなものがあるなんて、現地の人がリスペクトするのも分かる気がする。
まさに世界の中心だと思ってしまった。
そして、ウルルの登山道入り口にはこんな看板があり各国語で訳してある。
「ウルルには登れませす、
でもウルルには登らないで欲しいのです。
ウルルに登ることに意味はありません、
ウルルを写真に収めるだけで満足している人がいますが、
それは何の意味もありません。
心を持って、ウルルに向かえば岩が語りかけてくる声が聞こえるはずです。
そうすれば、心に思い出が刻まれます
それでも登りたいなら、命を粗末にしないで下さい。
登山には危険が伴います、ちゃんとした準備をして望んでください
私達の聖地で誰かが命を落とすのを、私達は大変悲しく思います」
神妙な気持ちになった。巨大観光地である事には代り無いが、
しかも観光客がいないと現地の人が暮らしていけない気もするが、
それでもここに暮らす人たちにとっては、ここが聖地であり何物にも代える事はできない場所だと。
僕達観光客は謹んで観光するべきだと、そう思った。
これからもずっと世界の中心としてぼくらをを見守ってほしい。
巨大一枚岩ウルル
人の顔みたいな模様があるの
ここから岩山に登る事ができる
●ウルルのサンセット
ウルル恒例のサンセット。ウルルを見ながらサンセットを楽しむだけなのだが、
それ専用の場所がある。そこには大勢の人が集まってくる。どこから出てきたのか、
自家用車、ツアーバス、高級ツアーバスなど続々と集まってくる。セレブツアーにもなると
そこらに専用のテーブルとイスを並べてシャンパンやかなり豪華な食べ物が振舞われる。そこで太陽が沈むを待つわけだ。
ちなみに僕らのツアーは自分達で買ったアルコールのみで、寒空の下固まってひらすら待つわけだ。
待つ事1時間以上。ウルルの反対側にある太陽が沈んでくると、それにあわせてウルルの色も変わる。
そこに集まった全ての人がシャッターを切る。
なんて幸せ者なんだウルル。全ての人が君を見ているんだ。とか思いながらも
徐々に日は沈む。紅色に輝くウルルと雲が人生最高のサンセットを演出してくれた。
ありがとう。ウルル!!
このツアーの主人公 ウルル
写真を撮りまくる人々
日が沈む 今日も1日ありがとう!