オーストラリアの世界体験

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コラム023 ミルドラ 超マイナーな世界遺産 ウィランドラ湖群地域
2008年8月16日

●ツアーの内容

ミルドラの町で予約して参加したツアーの内容は下記の通り。
     ・ウィランドラ湖群地域(WallOfChina)のガイドウォーキング
     ・博物館の見学とガイドによる管楽器ディジュリドゥの生演奏
     ・中国人が働いていたWoolShedの見学(羊の毛を刈るところ)
     ・アボリジニガイド、ミルドラのホテルとウィランドラ湖群地域の間の送迎
     ・モーニングティーとオヤツ、ランチ(ナイフ&フォーク)
参加者は年配者が多く、色々と気配りがされていて、かなりセレブなツアーだった。(A$155:約15000円)

●ミルドラ?ウィランドラ湖群地域ってどこ?

ミルドラ、それはビクトリア州の北西部に位置する人口約4万6千人の町で、ぶどうなどの果樹栽培や、 ドライフルーツ、ワインの生産地として知られている。 この町までのアクセスは南オーストラリア州のアデレードからグレイハンウンドバスが走っている。 そしてウィランドラ湖群地域。ニューサウスウェールズ州の南西部に位置し マンゴ国立公園(Mungo National Park)の一部に属している。ここへのツアーは、ミルドラからが一般的だ。 尚、ミルドラとウィランドラ湖群地域は110q離れていて、道はほとんど未舗装。

朝のティータイム(結構寒い・・)
発見された化石
幻想的なディジュリドゥの生演奏

中国人が働いていたWoolShed
意味は知らないけど大事な模様
ランチは強風の中で食べました・・

●ガイドのグランさんが語る古のアボリジニ

ウィランドラ湖群地域ではオーストラリア最古の人類の遺物マンゴマン、 最古の火葬が施された人類の遺物マンゴレディが発見された場所だ。 その中で、彼は砂に円を描きながら、説明してくれた。

#今の私達の時代は、あまりに早く物事が移り変わりすぎている
#5年、10年というスパンで、例えばコンピュータ社会に変わっていった
#でも、自然はもっと大きなサイクルで動いている。
#そして、人間の歴史もその大きなサイクルの中で動いている1つである
#10万年を1つの周期に、春夏秋冬(=東西南北)、リズムがある。
#春→夏ならば、物事は+に動き、秋→冬ならば、−に動く
#そして+とーを繰り返す。
#この大きなサイクルのどこに自分がいるか考え、
#その中で、自分達の子孫につながるように、行動することが大事である。

とてもスケールの大きな話だった。アボリジニの人々は、このような教えを先祖代々伝え守ってきたと思うと、 僕らは自分の事ばかり考えていて、なんだか小さい気がした。。

●ウインドラ湖群を歩く

人類の歴史とは比べ物にならない遥か昔、地球の歴史の中で、この複雑な地形は形作られた。 川がせき止められ、そこにできた湖は風化し、そして、風により土が堆積し、隆起し・・ とにかくスケールがでかい。 木の化石、骨の化石、古のアボリジニのキャンプファイヤの跡、その一つ一つは正直大したことないのだが、 ガイドさんの説明を踏まえて、風景と向き合うと壮大な気持ちになれる。 歩いていると、古のアボリジニとリンクし水が豊富にあった時代にトリップできそうだ。 しかし、今は何もない荒涼とした砂漠と湖の跡がひたすら続く。僕らはそこを?そう湖の底(そこ)を歩くのだ。

湖が風化した跡
化石が結構散らばってる
砂と土の間かな

砂漠地帯を歩く
ガイドのグランさん(渋いっす)
こんな場所でも逞しく生きてる

湖の跡(拡大)
砂漠化が進んでいるそうです
立派だぁ〜


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