●世界遺産 アオラキマウントクック国立公園 Aoraki/Mount Cook
世界遺産テ・ワヒポウナムは、南島の北東から南西部にかけて、4つの国立公園と保護区からなる地域。
その1/4にあたる、アオラキ・マウントクック国立公園。
標高3756Mの最高峰マウント・クックを中心にサザン・アルプス中央部の標高3000Mを超える18の頂が連なり、
氷河も多く見られる。アオラキとは、マオリ語で”雲を突き抜ける山”の意味。
年平均降水量4000mm、降水日数149日と不安定な気象のため、アオラキの勇姿を見るのは幸運が必要。
●初日から幸運に恵まれる。
レイク・テカポを出発して、湖沿いの道をひた走る。しばらくすると前方に雪山が連なって見えてくる。
手前にあるキャンパーサイトに一旦チェックインして、アオラキ・マウントクック国立公園に向かう。
Hooker Valley Trackというショートトラックを歩く。コースタイム3時間15分で、氷河が浮かぶHooker Lakeを見に行く。
アオラキ・マウント・クックに向け、なだからかな道を歩く、途中2度つり橋を渡り、湖に到着。
雲があるが、アオラキ・マウントクックが見えた。あれ?これってかなりラッキー!!
明日、また別のトラックを歩く予定なので、1日目はこれで終わり。
●2日目は、雪まじりの荒天
朝から、雨風が強い。とりあえず、キャンプサイトから、国立公園に向かう。車が倒れそうなぐらい風が強い。
DOCで今後の天候を聞くが、今日は悪くなる一方だと言われる。
DOCとは、環境保全局のこと、。自然公園やトレッキングコース、山小屋の管理をしていて、情報提供してくれる。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」は、ニュージーランド各所で撮影され、ここアオラキも撮影現場である。
昨日のトレッキングルートに広がる草原の風景など、確かにそれっぽかったけど、今日確信を得た。
この荒天の中で見る、アオラキの姿は、まさに映画の世界。ゴラムがどこからか出てきそう・・・。
●3日目は、快晴
朝から快晴。昨日、積雪があったので、道路脇も雪化粧で、一昨日と景色が違う。
今日は、別の町へ移動予定なので、ショートトラックKEA POINTへ向かう。往復1時間の展望エリア。
新雪で覆われたアオラキ・マウント・クックが見えた。氷河が作り出すモレーン(土砂)の灰色も雪で見えなくなった。
一昨日見たときは、この土砂が工事現場みたいで汚く見えたが、今日は見えるもの全て白銀の世界。
久しぶりの雪なので、雪だるまを作って、記念に置いていく。
DOCのビジターセンター
整備されたトレイル
Hooker Valley Trackへ
どこまでも・・・
雄大な景色が続く
マウントクックが見えた!!
氷河湖
ニュージーらしい風景
虹が出てるけど、大雨
ロード・オブ・ザ・リングの世界
快晴だと、この景色!!
KEA Pointへ
前日の積雪で、一面真っ白
マウント・クックには顔がある
記念の雪だるま