ニュージランドの世界体験

コラム026 クライストチャーチ キャンパーバン2ヶ月レンタル 人生最高の贅沢
コラム027 アオラキマウントクック ロードオブザリングの世界
コラム028 ティアナウ グレートウォークスという名のトレッキングルート
コラム029 フランツ・ジョセフ 氷河トレッキング 初のクランポン装着
コラム030 ロトルア 温泉と羊のいる町、そしてキャンピングカーに最大のピンチが!!
コラム031 ファカパパビレッジ トンガリロクロッシング
コラム032 ワイトモケーブ アンダー・ウォーター・ラフティングってすごい!!
コラム033 オークランド パソコン壊れた、何故か2台に増えた。

コラム029 フランツ・ジョセフ 氷河トレッキング 初のクランポン装着
2008年10月21日

●世界遺産 ウェストランド国立公園

アオラキ・マウント・クック国立公園の西側、サザン・アルプスの急峻な西側斜面が海に落ち込む地域。 フォックス、フランツ・ジョセフ氷河は、急斜面に滑り落ちるため、1日の移動速度が5Mに達するほど速いことで有名。

●1日 氷河トレッキング

ガイド、装備一式(靴、クランポン、上下雨具、帽子)、送迎バス付きで、1人150ドルとかなり高額なツアー。 個人で行った場合、氷河の先端は見えるが、氷河を歩くにはガイド必須なので、1日ツアーに参加した。 ツアーも半日、1日とあるが、半日ツアーだと、透き通る青色の氷河を見ることが難しい。 2名のガイドに、参加者20名。健脚組みと、のんびり組みの2班に分かれる。 健脚組みが先を行き、歩きやすくなった道をのんびり組みは歩く。

●人生初 クランポン装着

10:30 ツアー会社に到着し、装備一式をレンタルし、クランポン(アイゼン)以外は、身に着ける。 車で30分、ウェストランド国立公園入口に到着、ここから30分ぐらい土砂の中を歩く。 この土砂はモレーンを呼ばれ、氷河が谷を削りながら時間をかけて流れる時、 削り取られた岩石・岩屑や土砂などが土手のように堆積したもの。 氷河の先端が見えた辺りで、クランポン装着。意外に華奢な道具で、装着は簡単。

ツアー会社
氷河のしくみ
ウェストランド国立公園入口

何に注意すればいいの?
山間に氷河が見える
クランポン装着

●氷河の世界へ

 クランポンを装着し、いざ氷河を歩く。目の前に広がるのは、モレーンで汚れた灰色の氷、イメージと違う。 氷河を削った階段があり、思ったより歩き易い。ガイドさんは、ピッケル(登山用斧)を片手に、 溶け出した氷水の逃げ道を作ったり、壊れかけの道を修復したりしながら、歩いている。 氷上を歩くのに慣れてくると、道無き道を歩くようになる、ここでクランポンの出番。氷に垂直になるように 足を固定すれば、傾斜のある氷上でも足元はぐらつかない。これは・・なかなか優れた道具だ。
 それでも滑りやすい場所は、ガイドさんがロープを渡してくれるので、それを頼りに登る。 所々に氷の裂け目があり、落ちるほど幅が広くないけど・・・・少し怖い。映画では、主人公が絶対落ちる場所だから。 太陽が少し出てきたので、遠くの氷河は青白く見える。あのイメージ通りの氷河に早くたどり着きたいのに、 かなり遠いので無理そう。半日ツアーだと、ここら辺で折り返しになるらしいが、氷河が綺麗じゃないので満足できない。 昼食後、更に奥に進む。次第に青白い氷が見えるようになってくる。そして氷河のアーチが見えた辺りで、 ようやく透き通る青白い氷河に出会えた。
 近年氷河が縮小しているので、かなり奥まで行かないと、綺麗な氷河が見れないらしい。 貴重な体験となったが、もう少し綺麗な氷河だったら・・・・というのが、残念。

青い氷河のイメージと違う
氷の階段
ガイドさんが、道を作る

ガイドさんが、ロープをつるす
穴に落ちると大変
遠くに、青白い氷河が見える。

氷の裂け目
のんびり組みの記念撮影
氷河に登る

氷河のアーチ
イメージ通りの氷河
モレーン


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