アルゼンチンの世界体験

コラム036 ウシュアイア 南極まで一歩届かず、ペンギン村へ
コラム039 エル・カラファテ ロス・グラシアレス国立公園 氷の美像
コラム040 ペリト・モレノ 辺鄙な世界遺産 手の洞窟
コラム042 ブエノスアイレス Zoo Lujan トラもライオンも熊も触り放題
コラム043 ブエノスアイレス 都会の夜〜タンゴと男性ストリップショー〜
コラム045 プエルト・イグアス 悪魔の喉笛、想像以上の大迫力

コラム036 ウシュアイア 南極まで一歩届かず、ペンギン村へ
2009年1月18日

●ウシュアイアに来た目的・・それは南極

 "南極ツアー"日本にいる時から興味があった。1人100万かかる。それがウシュアイアに行けば、 ラスト・ミニッツという叩き売りチケットがあり、20万〜南極上陸できるらしい。 20万も高いけど、南極で皇帝ペンギン見れるなら・・・と、ウシュアイアまで来た。
 ラストミニッツを探して旅行会社を回る。オフィスの窓に「ラストミニッツ XX出発、 US$4200」というポスターが貼ってある。 3日後出港など日程的にはOKだが、なんせ値段が高い。最安値でUS$4100だった。 20万ぐらいのツアーを探すが、12/1月のマルコポーロという船1便しかなく、売り切れ・・と言われた、そんなぁぁぁ。 3月になればUS$3500まで下がると言われたが、それまで待っていられないので・・・一旦諦める。
 一旦というのは、他にも南極へ行く方法があるからだ。豪華客船による南極クルーズ。大型船なので南極上陸は 無理だけど、南極に行くことができる。15万〜手配可能。このクルーズは、ブエノスアイレスや、サンチャゴなど 大きな港から出るので、ウシュアイアを出て北上することにした。(結果的には、いろいろあり、南極は見送り)

郵便局の壁がキャンパスに
ペンギンが階段おりてる
絶対乗りたかった南極船

●南極の代わり、ペンギンツアー

 南極からわずか1000KMのウシュアイア、ビーグル水道では、アザラシ・ペンギンを見ることができる。 私たちはペンギン生息地域Martillo島に上陸するPira Tour社のツアーを選ぶ。 他のツアーより高額(7200円)だけど、南極に行けない場合の代わりとして奮発。(所要時間6時間)
 15:00出発、バスで船着場まで1時間、船で15分、Martillo島に到着。 海岸を埋め尽くすペンギンの群れ。唖然としてしまうぐらい・・・ものすごい量。 簡単に杭が打ってあるトレイルがあるが、ペンギンがトレイルに入り込んでくる。 50cmの距離に、マゼランペンギンが寝ている、雄たけびを上げている。どのペンギンを撮影しようかと迷う。 大人毛に生え変わりの時期で、マフラーをしたように見える。 ここまで大量だと、笑いが止まらない。「なんで・・・こんなにいるの??」
 1時間かけて島を一周する。トレイル脇の巣を静かに通り過ぎようとしたら、ペンギンに威嚇され歩けないことも。 くちばしを前に突き出し、背中を丸めて、戦闘モードである。手を伸ばせば、触れる距離にいるが、ここは保護区。 最後の方は・・もうペンギンだらけで、飽きちゃう?!ぐらい、お腹いっぱいのツアーだった。

大量のペンギンに興奮中
気持ちよさそうに寝てる
かわいいぃ〜

ちゅっちゅしている
好きでちゅ!
永沢クン!なんだい藤木クン?

お昼寝タイムですね
動かないで〜!
足と口ばしが黄色ペンギン

●世界最南端の町 ウシュアイア

夏の平均気温が9℃、南緯55度のウシュアイアは、標高は低いのに、高山にいるような気がする。 「世界の果て」という言葉を聞くだけなら、魅了されるかもしれない。実際はなんだか寂しい町だった。 ティエラ・デル・フエゴ国立公園、マルティアル氷河など、ああ・・自分は世界の果てにいるんだと思わせる、 寒々しい、生き物が暮らしていくのを拒むような景色が広がっていた。 とにかく物価が高いので、節約旅行中だと、身も心も寒くなるのかもしれない。

冬はスキー場になるよ
後ろがマルティア氷河
眼下にはウシュアイアの町

フエゴ国立公園(絶景)
フエゴ国立公園(食べる俺)
フエゴ国立公園(山頂への道)


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