●ペリト・モレノという町
ペリト・モレノ氷河と同じ名前だが全く関係ない田舎町。
世界遺産があるので世界的に有名なはずだが、全然そうではない。
エル・カラファテから、Ruta40という有名な悪路を走ること18時間、ペリト・モレノに到着する。
このRuta40、砂漠を抜ける一本道の悪路として、ライダー&チャリダーでは有名&憧れらしい。
私たちは夜行バスだったので、隙間から砂簿埃が入り込んできて息苦しいこともあったけど、まあ眠れた。
メイン通り沿いに店が点々とあるだけの小さい町。
中心は広場はなく、スーパー、食べ物、観光案内所など離れていてちょっと不便。
ツアー探しのため観光案内所に行く。"手の洞窟"ツアー主催会社は2つしかないと言われる。
更に毎日ツアーがあるわけじゃない、とも言われる。あれ?世界遺産だよね??
エル・カラファテのお土産屋には、手の洞窟グッズが多数置いてあったのに、この町はお土産屋がない。
小さいバスターミナル
小さい観光案内所
町唯一のバーレストラン
●手の洞窟Cueva de Las Manosへのツアー
旅行会社Zoyanに行ってみる。明日ツアー催行と言われ予約する。(支払いは当日)
幸先がいいじゃん〜と、ツアー終了後のプレルト・マドリン行きバスも手配。
最短日程でいけるので気分上々。
夕食を食べ、21:00過ぎに宿に戻ると、赤紙が・・・。
「明日ツアー催行しません。明後日あります。他の旅行会社にも聞いてみましたが、明日ツアーないそうです」
が===ん。文句を言おうにも、旅行会社は閉まっている。 明日出発のバスも手配したのに、どうしてくれよぉ!
とりあえず、00:00まで営業しているインフォメーションセンターへかけこむ。
23:00過ぎにも関わらず、明日のツアー手配可能と言われた。ただし出発が遅いのでバスの時間変更が必要。
真っ暗なペリトモレノの町を走り回り、バスの時間変更をして、23:55に明日のツアー手配を終えた。
手配したのは"Marcela"という運転手付き車。手の洞窟までの送迎+ランチ付きで1人150ペソ(4500円)。
●トレッキング、そして手の洞窟へ
10:00、普通の自家用車(5人乗り)が迎えに来る。ツアーではないので、特に説明は無い。
未舗装が多い道を2時間走り続けて、開けた原っぱで駐車。ここから対岸の手の洞窟まで、30分ほど歩いていくらしい。
立入り禁止みたいなロープを越えて、Cueba de la manosyという看板が示す方へ歩き始める。
いきなりガレ場の斜面、すべるすべる・・・登山靴でも。
対岸の峡谷に行くって、上り下りが多くてかなり大変。 結局45分かかって公園事務所到着。
実は公園事務所には車で行けるらしく、観光客がのん気に車から降りてきた。私たちの苦労は・・・。
公園事務所では、毎時間ガイド付きツアーを行っている。1時間かけて手の洞窟を見学。
壁画に触れることはできないけど、ペタンペタン、昔の人の気ままなペインティングをありがたく見る。
なんで左手が多いかというと、左手を壁において、右手を使ってインクを塗ったからだ・・とか。
6本指の手は、近親相姦の結果だとか。興味深い話を聞きながら、楽しめた手の洞窟。
不便な場所だったけど、思い切って訪問してよかったと思える世界遺産だった。
手の洞窟に向け歩き始め
この谷を反対側までいくの
ずっと向こうに手の洞窟が
ずるずる滑りながらも地道に歩く
谷の下は川が流れている
ビジターセンタ
ユネスコのマーク(涙)
ガイドツアー始まり
こんなところを歩く
かなりカラフルだよね
動物の壁画もあるよ
これはなんだ?
サソリかな?
しっかりと保護されます
手・手・手・手・手・手・・・