●恐怖の2泊3日 ウユニ塩湖ツアーとは?
サン・ペドロから、高地の湖や塩湖を通りウユニの町へ抜ける、サバイバルかつ雄大な景色が楽しめるツアー。
町には、ウユニ塩湖ツアーを扱う旅行会社が5軒はある。その内、2軒はボリビアのウユニに支店があり、
同じ会社が責任を持ってツアー催行する。他は、ボリビア国内のツアーは別会社に依頼するため、問題が多いという。
申し込んだのは、CORDILLERA社のツアー(TOYOTAランクル、運転手、宿代2日間、三食付)で70000ペソ(11100円)。
私にとって標高3500〜4500を駆け抜ける恐怖のツアー。少しでも不安を取り除くために、一番信用できる=高いツアーにした。
●1日目の見所 ボリビア入国、ベルデ湖、温泉と間欠泉、最高標高通過、コロラダ湖(フラミンゴ)
サン・ペドロでチリ出国を済ませバスで1時間。標高4400mのボリビア国境に到着、もう標高4000m超えてる・・・。
黄熱病予防接種の証明証、ボリビア出国航空券提示など、なんのチェックもなく簡単に入国。
ここからランクルに乗り換えて、道なき道をひた走る。
白い湖、緑の湖、温泉、間欠泉、赤い湖など、どれも4000M以上の景色なので、どこか別の惑星みたいな神秘を感じる。
14:00頃、最高地点4950M通過。15:00前に、本日の宿4270Mに到着。
昼食後、赤い湖ラグナ・コロラドに向かう。チリフラミンゴの群れと、夕日に照らされてより赤みを帯びた湖。
今日一の景色と思えるぐらい、雄大なパノラミックビュー。サンセットを見て宿に戻る。
チリの国境
ボリビアの国境(小さい・・)
国境で朝食
最初の湖 はじめからすごく綺麗
ラグナ・ベルドゥラ(緑の湖)
ラグナ・ポルケスの温泉
落ちら死んじゃう!高温の泥地帯
ラグナ・コロラダ
フラミンゴがいっぱい見れるよ
●2日目の見所・・・Arbol de la Piedra(奇岩)、湖、San Juan村の塩のホテル宿泊
移動がメイン。途中、奇岩地帯、湖などを見ながら、ウユニ塩湖手前のSan Juanという町で宿泊。
日本で有名なのは、ウユニ塩湖にある塩のホテル"プラヤ・ブランカ"。このツアーでは別の塩ホテル。
壁もベッドもテーブルも塩らしいので、こりゃ〜確かめなくちゃっと舐めたのは日本人だけ。他の旅人にとって塩のホテルは
魅力的ではないらしく、壁を舐めてる私たちは「クレイジー、ジャパニーズ」と笑いながら言われた。
アルボルラピエルダ(奇岩)
巨大な岩の魔人が座ってるみたい
ラグナ・オンダ
ツアー最後のフラミンゴポイント
宿からサンフアンという町に歩く
夜は子供達の演奏(微妙)付き
●3日目の見所・・・・ウユニ塩湖、塩湖の中の島「インカの島」、ウユニの町へ
観光客であふれる「魚の島」ではなくて、「インカの島」に行ったので、ウユニ塩湖を12人占め。
乾季のウユニ塩湖なので、とにかく見渡す限り、真っ白。そして遠くに山が見える・・・・という不思議な景色。
どうしていいか分からず、塩湖に大の字に寝てみた。世界が眩しいやぁ、最高だねボリビア!
その後は、みんなでひたすらトリック写真撮影大会。 そして15:30ウユニ町到着。ツアーおしまい。
ウユニ塩湖到着
塩の模様が永遠に続く
寝てみた・・・
ぎゃぁ〜踏まれる〜
インカの島からの景色
塩製造中
●ランクルLand Cruiserで走る悪路 3日間
たぶんウユニ塩湖ツアーの車は全てランクルだと思う。ゴロゴロした岩道でも、傾斜のきつい下り坂でも、ランクルは進んでいく。
しかも、意外に乗り心地は良い。日本車ってすごいんだぁ〜と改めて、感心。
ちなみに、ツアー中唯一のトラブルは、ガソリン不足。他の車に分けてもらうために、塩湖で1時間待機した。
ガス欠でスットプ!!
車のわだち 模様になってる
ランクルは線路も渡っちゃう
●ツアーイメージ(食事、宿、メンバー)
計12名、オランダ・イギリス・スペイン・フランス・コロンビアという顔ぶれ。1台のランクルに6名、
運転手さんはスペイン語onlyで、私たちの車のメンバーはみんなスペインゴが話せる。こりゃ困った。
20代後半で、自立した大人が多かったからか?良い雰囲気だった。ツアー後も全員でポトシまで旅を続けたほど。
食事は、朝7:30、昼14:30、夜19:30で、ベジタリアンでなければ問題なく食べれるレベル。飲み物はほとんどくれないけど、
水、アルコールを買うことができる、ちなみに2人で10Lの水を持参したけど、飲みきれなかった・・・。
宿は、1日目(6人ドミ、毛布、屋内トイレ・洗面所、電気あり)、2日目(個室、毛布、屋内トイレ・温シャワー、電気あり)で
想像していたよりも、かなりまともで良かった。
初日の宿
結構、綺麗で清潔
2日目は塩で出来たホテル
ベット台も塩だ!
同じ車だった人たちと記念撮影
全員でランチ!
●高山病 人体実験レポート
1日目、最高標高4950mを突破したが、意外に元気で夕食も食べれる。コカ茶とコカの葉を噛みながら、様子見。
21:00過ぎ寝袋にもぐりこむが、室内気温5℃で寒い。睡眠中は呼吸回数が減るので、高山病が促進される。
そう思うとほとんど寝れず、高山病軽減のために一晩で1Lマテ水を飲み、夜を明かす。
2日目、朝猛烈に頭が痛い。地球が回っているのが分かるぐらいの眩暈。歩くのも辛く、朝食パスしてコカ茶だけ飲む。
とりあえず車に乗り、ツアー続行。標高3500mぐらいまで下がり、ようやく楽になる。この後は、問題なし。
標高順応がものすごく苦手な私でも、ダイアモックスに支えられて、苦しい思いもしたけど、なんとか乗り切れた。