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コラム055 ナスカ セスナ機からみえる地上絵、いつ消えてしまうのか?

コラム055 ナスカ セスナ機からみえる地上絵、いつ消えてしまうのか?
2009年6月8日

●世界遺産 ナスカとフマナ平原の地上絵

 ナスカとフマナの乾燥した平原に描かれた巨大な絵画群。ハチドリ、サル、イヌ、コンドル、クモなどの具象的な絵が およそ70、直線や渦巻きなど幾何学模様が700以上確認されている。
 地上絵を見るために、ナスカで一泊する。世界遺産の登録名になっているのに、ナスカの町は道はガタガタでしょぼい。 観光客は地上絵だけみて、さっとナスカの町を通りすぎるらしい。だから高級ホテルもない。 ナスカの客引きのしつこさを覚悟していたのに、実際は2〜3人に声をちょっとかけられただけで終わった。

●セスナからの地上絵

 ナスカの地上絵は朝か夕方に見た方が良い。昼間は太陽の光で地上絵が白く飛んでしまう。 ナスカ空港へ行けば地上絵フライトを手配できる。 あこがれのナスカ地上絵・・・のはずが、実はテンション低い私たち。 飛行機嫌い(夫)&極度の車酔い(妻)のため、セスナ機に乗って、アクロバット飛行するなんて、2人もゾッとしまくり。 へっぴり腰の2人は、少しでも快適なフライトを探して、 最大手のエアロ・コンドル社(US$50)で申し込み。日本人ツアー客御用達のフライト会社で、地上絵の説明図に日本語が書かれている。
 セスナ機は、パイロット抜かして5名乗り。申し込んでから待つこと40分、セスナ機に乗り込む。 12個の地上絵を30分かけて見る。ものすごい大きい地上絵を想像してたけど、上空から見ると思ったより小さい。 パイロットに教えてもらわないと、見つけられないこともしばしば。
 パイロットが日本語で説明してくれる。サイショ、クジラ。ツギ、ウチュウジン。チョットマッテクダサイ。 マエマエ、ミギミギ、ハネノシタ、ウチュウジン、コレコレ。彼の口癖のコレコレ・・・が頭に残る。 実際のフライトは、まず、右側の窓から見えるようにアプローチ。次に何旋回?って言うのか分からないけど、 左側の窓から見えるように、グルット180度回転する。これが、かなりG(重力)を感じて、気持ち悪い。 フライトは、なかなかだった。地上絵は確かに存在が不思議だし、スケールは巨大だと思う。 でもTVで見すぎたせいか、意外にこんなもんか・・と、あっという間に終了。

フライト会社 aero condor
6人乗りセスナ機
くじら

宇宙飛行士
クモ
ハチドリ

●ミラドールからの地上絵

地上絵の研究家マリア・ライヘ女史が建造した、観察やぐら「ミラドール」に行く。 イカ行きのコレクティーボで1人2ソル、20分で砂漠にポツンとある展望塔に到着。 入場料1ソルを支払い20mの鉄塔を登る。 ミラドールからは、[手]と[木]の一部が見れる。 こんな砂漠のど真ん中で、地上絵研究に取り組むなんて、ロマンチストでもあり孤独な人かと思う。

砂漠にあるミラドール
ユネスコ登録の碑
ミラドールから、木

地上絵を分断する高速道路
地上絵はこうして描かれてる


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