●世界遺産 ナスカとフマナ平原の地上絵
ナスカとフマナの乾燥した平原に描かれた巨大な絵画群。ハチドリ、サル、イヌ、コンドル、クモなどの具象的な絵が
およそ70、直線や渦巻きなど幾何学模様が700以上確認されている。
地上絵を見るために、ナスカで一泊する。世界遺産の登録名になっているのに、ナスカの町は道はガタガタでしょぼい。
観光客は地上絵だけみて、さっとナスカの町を通りすぎるらしい。だから高級ホテルもない。
ナスカの客引きのしつこさを覚悟していたのに、実際は2〜3人に声をちょっとかけられただけで終わった。
●セスナからの地上絵
ナスカの地上絵は朝か夕方に見た方が良い。昼間は太陽の光で地上絵が白く飛んでしまう。
ナスカ空港へ行けば地上絵フライトを手配できる。
あこがれのナスカ地上絵・・・のはずが、実はテンション低い私たち。
飛行機嫌い(夫)&極度の車酔い(妻)のため、セスナ機に乗って、アクロバット飛行するなんて、2人もゾッとしまくり。
へっぴり腰の2人は、少しでも快適なフライトを探して、
最大手のエアロ・コンドル社(US$50)で申し込み。日本人ツアー客御用達のフライト会社で、地上絵の説明図に日本語が書かれている。
セスナ機は、パイロット抜かして5名乗り。申し込んでから待つこと40分、セスナ機に乗り込む。
12個の地上絵を30分かけて見る。ものすごい大きい地上絵を想像してたけど、上空から見ると思ったより小さい。
パイロットに教えてもらわないと、見つけられないこともしばしば。
パイロットが日本語で説明してくれる。サイショ、クジラ。ツギ、ウチュウジン。チョットマッテクダサイ。
マエマエ、ミギミギ、ハネノシタ、ウチュウジン、コレコレ。彼の口癖のコレコレ・・・が頭に残る。
実際のフライトは、まず、右側の窓から見えるようにアプローチ。次に何旋回?って言うのか分からないけど、
左側の窓から見えるように、グルット180度回転する。これが、かなりG(重力)を感じて、気持ち悪い。
フライトは、なかなかだった。地上絵は確かに存在が不思議だし、スケールは巨大だと思う。
でもTVで見すぎたせいか、意外にこんなもんか・・と、あっという間に終了。
フライト会社 aero condor
6人乗りセスナ機
くじら
●ミラドールからの地上絵
地上絵の研究家マリア・ライヘ女史が建造した、観察やぐら「ミラドール」に行く。
イカ行きのコレクティーボで1人2ソル、20分で砂漠にポツンとある展望塔に到着。
入場料1ソルを支払い20mの鉄塔を登る。 ミラドールからは、[手]と[木]の一部が見れる。
こんな砂漠のど真ん中で、地上絵研究に取り組むなんて、ロマンチストでもあり孤独な人かと思う。
砂漠にあるミラドール
ユネスコ登録の碑
ミラドールから、木
地上絵を分断する高速道路
地上絵はこうして描かれてる
手