エクアドルの世界体験

コラム056 ガラパゴス諸島 サンタ・クルス島、イザベラ島便り
コラム057 ガラパゴス諸島 ノースセイモア島、サン・クリストバル島便り
コラム058 バーニョス 温泉町バーニョスは、沈没の誘い
コラム059 キト 赤道を跨ぐ!

コラム056 ガラパゴス諸島 サンタ・クルス島、イザベラ島便り
2009年7月5日

●世界遺産 ガラパゴス諸島は、個人でも回れる

地球の歩き方を見ると、「ガラパゴス諸島は3泊4日以上のクルーズで」と書いてある。 グアヤキルの観光案内所で聞くと「有人の島間は定期ボートがあるし、個人で簡単に観光できる場所もある。 日帰りクルーズも現地で参加可能」と言われたので、ガラパゴス行きの航空券だけ手配する。 ちなみにガラパゴス諸島の観光案内所は資料切れのことがあったので、資料豊富なグアヤキルの案内所は価値あり。

●ガラパゴス諸島への行き方(飛行機)

 AeroGal / Tame航空の2社が、1日に数便サンタ・クルス島/サン・クリストバル島に運行。 前日に空港オフィスへ行くが、7月はハイシーズンなので今月一杯Sold out。キャンセル待ちの可能性が 高いと言われたので、"往路キャンセル待ち、復路予約済み"の予約確認書を作成してもらう。 当日は8:30出発の第一便からキャンセル待ちするために、空港に6:30到着。既に数名がキャンセル待ち。 彼らは、AeroGal / Tame両社をキャンセル待ち。私たちは"年齢制限なしの学割"があるAeroGal一本勝負。
 昨日スタッフに教えられたとおり、キャンセル待ち救世主(マネジャー)を探す。7:15救世主が現れたので、 予約確認書を手に、「座席ください〜」と猛烈アピール。すでに30人以上キャンセル待ちの行列ができていたので、 ちょっと優位に立った気分。でも油断禁物、隙あらば自己アピールを繰り返す。結果8:30サンタ・クルス島行き第一便の席GET。 キャンセル待ちはたった2席。このフライトはキトからグアヤキル経由でガラパゴスに向かう便。 キトでキャンセル待ちしている人が優先だから、グアヤキルでキャンセル待ちは少し危険な賭けかもしれない。

●ガラパゴス諸島の巡り方(島間スピードボート)

 イザベラ島、サンタ・クルス島、サン・クリストバル島の間には、毎日1便定期船がある。US$30。 ものすごい揺れる、荷物が濡れると悪評があるので、宿スタッフに聞いてみた。 「海の状態にもよるけど、今の時期はすごく揺れるから、昼食はスープ以外食べちゃ駄目、酔い止めも必須。 地元で買えるMareolを通常1錠、酔い易いなら2錠飲むこと」とアドバイス。やはり・・・そうか。
 30分前に港に向かい、検疫所で全部の荷物チェックを受ける。各島の生態系を守るため、果物など持ち込み禁止。 25人乗りの小型船。先頭の荷物室に荷物を預け、早い順で席に座る。酔いにくい後ろから席が埋まる。 14:30出港。後部座席は水濡れ対策のビニルでおおわれる。フワーっと体が10cm以上浮かび上がり、ガクンとたたきつけられる。 ジェットコースばりにすごい重力。シートベルト必要ってぐらい、座席に座っていられない。 これが何度もフワっガクンってやってくるんだからたまらない。 2時間ジェットコースターに乗り、16:30にイザベラ島到着。 最後部に座っていた人はびしょ濡れで、髪からは水が滴り、服は色が変わっていた。

ガラパゴス諸島到着 AeroGal
バルトラ島→サンタクルス島の船
これは船ではなくジェットコースター

●世界遺産 サンタ・クルス島観光スポット

私たちが訪れたのは、アシカ、ペンギンがおねだりする「魚市場」、野生ゾウガメの楽園「エルチャト Reserva El Chato 」 ピンタ島最後の1匹"ロンサム・ジョージ"がいる「ダーウィン研究所」、海イグアナ密集とビーチがある「トルトゥーガ湾 TortugaBay」

魚市場:お魚くださいたのんます親方
魚市場:駄目だ駄目だ!! ジャーー
魚市場:僕はあきらめない

ダーウィン研究所
ロンサム君メスを追いかけるの図
フィンチ君 意外にも可愛いんだ

TortugaBay
集団イグアナ プシィー(潮吹き音)
この方どなた? 変わった鳥

●野生ゾウガメに会える エルチャト Reserva El Chato

 ここはアクセスが悪く、数時間歩くのを覚悟で望んだ。 プエルト・アヨラの町外れで、サンタ・ロサ行きの乗合タクシーに乗り、1人US$1、20分で到着。 ここからEl Chatoの入口まで徒歩1時間。タクシーを交渉して1人US$2で入口まで。
 El Chatoの入口は看板だけ何もない。 緩やかな坂道をひたすら下る。両側はワイヤーの柵がある放牧地。 テクテク歩くこと40分、柵の向こうに、第一村人=ゾウガメ発見。お〜・・・、甲羅しか見えない。続けて10匹ぐらい会う。 草原に入ってゾウガメに接近。後ろから近づいても気づかない。ちょっと甲羅をコツコツ叩いてみた。 シューという音を立て甲羅の中に首・手足をしまい、こちらをにらむ。甲羅からはみ出ている後ろ足を触ってみた。ゴツゴツしてる。
 坂を登ってくる小亀、2Mの距離でぴたっと止まる。方向転換しようと試みているが、ものすごくのろい。 こちらが近づくと、また行動が止まる。大亀よりも好奇心があるのか、近づいても甲羅に隠れない。 むしろ首をぐぐぐーと伸ばして、こちらをじーーと見てる。ダーウィン研究所で見た亀とは違い、やはり野生はおもしろい。 1時間で国立公園入口へ、ここから幅1mの遊歩道を歩く。90分カメ探しをして20匹ほど出会った。
 El Chato内をカメ探ししながら歩くこと4時間。ここからサンタ・ロサまで1時間歩かないといけない。 私たちは、ちょうどトラックが通りかかったので、US$2でプエルト・アヨラまで乗せてもらう。 サンタ・ロサから往復歩いてたら、6時間コースとなり結構疲れると思う。

おっ!亀が歩いてきた
近づくと音をたてて首を引っ込める
食べるのに夢中みたい

●世界遺産 イザベラ島観光スポット

私たちが訪れたのは、無人島「ラス・ティントレスLas Tintoreras」、シュノーケルスポット「コンチャ・ペルラConcha Perla」 、 フラミンゴがいる「サリナス沼Poza Salinas」。

気持ちよさそう
凛々しいね〜 そこのあんちゃん
マングローブのトンネルだ

カニも大きくて立派
イザベラ島の港
運良く2匹だけ見れた

●無人島ラス・ティントレス Las Tintoreras

イザベラ島から船で15分、ガラパゴスペンギン、サメ、アシカ、海イグアナ、アオアシカツオドリなどが見れるスポット。 San Vincente社の半日ツアーは、1人US$15。送迎、船、英語ガイド付。

浮島でお昼寝
ペンギンとアオアシカツオ鳥
僕まだ子供なの


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