●世界遺産「ギョレメ国立公園とカッパドキア奇岩風景」
トルコ中部アナトリア高原に広がる大奇岩地帯。キノコ状の岩に代表される奇岩の景観、奇岩の中に残された
膨大なキリスト教壁画、地下何十M にも掘り下げられた地下都市があるトルコ最大の観光地。
不思議な地層は、数億年前に起きた噴火によって蓄積した火山岩+溶岩が風雨によって浸食されたもの。
4世紀頃、キリスト教の修道士がこの奇岩に洞窟を掘って住み始め、外敵から身を守りつつ、信仰を深めた。
●カッパドキアの周り方
広範囲に見所が点在するので、安宿の多いギョレメ拠点に最低2日は必要。
周り方は大別すると、現地ツアー参加/レンタバイク(6時間30リラ+ガソリン代)/トレッキング。
当初、カッパドキア南部はグリーンツアーに参加し、北部(ギョレメ周辺)はレンタバイクの予定だったが、
3月でまだ風が冷たかったのと、入場料混みのツアー代とさほど変わらなかったので、2日間ツアーに参加した。
ツアー内容はどの会社でも似たり寄ったり、ガイド次第だけど、素晴らしい見所ばかりなので楽しめると思う。
●グリーンツアー
ツアー催行会社・・・「New Goreme Tour」(宿泊しているホテルShoe String Cave Pensionで申し込み)
ツアー料金・・・通常70リラ = 4200円( 事前にサフランボルの宿で申し込み、激安冬期料金の45リラゲット(2700円) )
ツアー内容・・・ガイド、送迎、昼食、入場料込み(22リラ相当)
訪問先・・・ギョレメパノラマ、デリンクユ地下都市、ウフララ渓谷ハイキング、
セリネ修道院、ウチヒサルのピジョンバレー、ジュエリー店
見逃せないポイント・・・デリンクユ地下都市とセリネ修道院。
デリンクユ地下都市は、岩窟住居で、蟻の巣のように地下へと延びる地下都市。
地下8階まで見学可能で、4万人が生活できるほどの規模。 礼拝堂、学校、食料庫、厨房、寝室など、
生活空間が広がっている。通気孔がはりめぐらされているので、実際に歩いても息苦しくは無い。
とにかく、どこも同じ景色なので、自分がどこにいるのか分からない。 個人で観光してたら、本当に迷子になって出れないかも・・・。
ウフララ渓谷の先にあったセリネ修道院は、度肝を抜かれる場所だった。
三角錐の岩山の内部に、修道院兼隊商宿の施設が存在する。
岩を掘り、緩やかなスロープもしくは階段で、上へ上へと上り詰めていく。 8階建てのビルぐらいに相当するんじゃないだろうか?
ギョレメパノラマ
大混雑のデリンクユ地下都市
入り組んだ通路と階段
侵入を防ぐため狭い階段
ウフララ渓谷
渓谷に多数の教会と住居がある
渓谷にある教会フレスコ画
渓谷にある住居跡
セリネ修道院
セリネ修道院は総合施設
隊商宿も兼ねていた
夕暮れのピジョン・バレー
●レッドツアー
ツアー催行会社・・・「Hard Rock Travel」(宿泊しているホテルShoe String Cave Pensionで申し込み)
ツアー料金・・・通常55リラ = 3300円(ギョレメで申し込み、夏季料金になってしまった)
ツアー内容・・・ガイド、送迎、昼食、入場料込み(15リラ相当)
訪問先・・・ウチヒサル・キャッスル、ギョレメ野外博物館、トカル・キリセ、
捨てられた村(名前不明)、アヴァノス、パシャバー地区、ワインテイスティング
見逃せないポイント・・・ギョレメ野外博物館、トカル・キリセ、パシャバー地区。
ギョレメ野外博物館と隣接するトカル・キリセは、洞窟内にあるフレスコ画が必見。特にトカリ・キリセの青は素晴らしい。
パシャバー地区は、一番カッパドキアらしい奇岩地帯がパノラミックビューで広がっている。
ウチヒサル・キャッスル
ウチヒサル・キャッスル近く
ギョレメ野外博物館内の教会
教会内部のフレスコ画
天井から柱まで埋め尽くされている
初期は、シンプルな装飾
そこら中に洞窟がある
野外博物館なので、見所が多い
トカル・キリセ内
青のフレスコ画で有名
足で回すろくろ
絵付けは手作業
陶器の町、アヴァノス
パシャバー地区
やっぱ、しめじ岩?