トルコの世界体験

コラム079 トルコ全土 世界三大料理 食い倒れ
コラム080 ギョレメ カッパドキアの楽しみ方

コラム080 ギョレメ カッパドキアの楽しみ方
2010年04月03日

●世界遺産「ギョレメ国立公園とカッパドキア奇岩風景」

トルコ中部アナトリア高原に広がる大奇岩地帯。キノコ状の岩に代表される奇岩の景観、奇岩の中に残された 膨大なキリスト教壁画、地下何十M にも掘り下げられた地下都市があるトルコ最大の観光地。 不思議な地層は、数億年前に起きた噴火によって蓄積した火山岩+溶岩が風雨によって浸食されたもの。 4世紀頃、キリスト教の修道士がこの奇岩に洞窟を掘って住み始め、外敵から身を守りつつ、信仰を深めた。

●カッパドキアの周り方

広範囲に見所が点在するので、安宿の多いギョレメ拠点に最低2日は必要。 周り方は大別すると、現地ツアー参加/レンタバイク(6時間30リラ+ガソリン代)/トレッキング。 当初、カッパドキア南部はグリーンツアーに参加し、北部(ギョレメ周辺)はレンタバイクの予定だったが、 3月でまだ風が冷たかったのと、入場料混みのツアー代とさほど変わらなかったので、2日間ツアーに参加した。 ツアー内容はどの会社でも似たり寄ったり、ガイド次第だけど、素晴らしい見所ばかりなので楽しめると思う。

●グリーンツアー

ツアー催行会社・・・「New Goreme Tour」(宿泊しているホテルShoe String Cave Pensionで申し込み)
ツアー料金・・・通常70リラ = 4200円( 事前にサフランボルの宿で申し込み、激安冬期料金の45リラゲット(2700円) )
ツアー内容・・・ガイド、送迎、昼食、入場料込み(22リラ相当)
訪問先・・・ギョレメパノラマ、デリンクユ地下都市、ウフララ渓谷ハイキング、
       セリネ修道院、ウチヒサルのピジョンバレー、ジュエリー店
見逃せないポイント・・・デリンクユ地下都市とセリネ修道院。
 デリンクユ地下都市は、岩窟住居で、蟻の巣のように地下へと延びる地下都市。 地下8階まで見学可能で、4万人が生活できるほどの規模。 礼拝堂、学校、食料庫、厨房、寝室など、 生活空間が広がっている。通気孔がはりめぐらされているので、実際に歩いても息苦しくは無い。 とにかく、どこも同じ景色なので、自分がどこにいるのか分からない。 個人で観光してたら、本当に迷子になって出れないかも・・・。
 ウフララ渓谷の先にあったセリネ修道院は、度肝を抜かれる場所だった。 三角錐の岩山の内部に、修道院兼隊商宿の施設が存在する。 岩を掘り、緩やかなスロープもしくは階段で、上へ上へと上り詰めていく。 8階建てのビルぐらいに相当するんじゃないだろうか?

ギョレメパノラマ
大混雑のデリンクユ地下都市
入り組んだ通路と階段

侵入を防ぐため狭い階段
ウフララ渓谷
渓谷に多数の教会と住居がある

渓谷にある教会フレスコ画
渓谷にある住居跡
セリネ修道院

洞窟教会入口
教会内部
奇岩内のトンネル

セリネ修道院は総合施設
隊商宿も兼ねていた
夕暮れのピジョン・バレー

●レッドツアー

ツアー催行会社・・・「Hard Rock Travel」(宿泊しているホテルShoe String Cave Pensionで申し込み)
ツアー料金・・・通常55リラ = 3300円(ギョレメで申し込み、夏季料金になってしまった)
ツアー内容・・・ガイド、送迎、昼食、入場料込み(15リラ相当)
訪問先・・・ウチヒサル・キャッスル、ギョレメ野外博物館、トカル・キリセ、
       捨てられた村(名前不明)、アヴァノス、パシャバー地区、ワインテイスティング
見逃せないポイント・・・ギョレメ野外博物館、トカル・キリセ、パシャバー地区。
ギョレメ野外博物館と隣接するトカル・キリセは、洞窟内にあるフレスコ画が必見。特にトカリ・キリセの青は素晴らしい。 パシャバー地区は、一番カッパドキアらしい奇岩地帯がパノラミックビューで広がっている。

ウチヒサル・キャッスル
ウチヒサル・キャッスル近く
ギョレメ野外博物館内の教会

教会内部のフレスコ画
天井から柱まで埋め尽くされている
初期は、シンプルな装飾

そこら中に洞窟がある
野外博物館なので、見所が多い
トカル・キリセ内

青のフレスコ画で有名
足で回すろくろ
絵付けは手作業

陶器の町、アヴァノス
パシャバー地区
やっぱ、しめじ岩?


inserted by FC2 system