●ジャンビアーニ 日本人宿
ザンジバル島には、名物日本人宿が2軒ある。1つはパジェにある日本人経営の宿で、
ここで食べれる日本食、特に冷やし中華が絶品らしい。もう1つは、このパジェ宿で働いていたタンザニア人
がジャンビアーニで経営する宿で、電気はないけど、1泊2食付1人US$10という料金が魅力の宿。
今回はジャンビアーニの宿に滞在したが、名物ウニ取りに挑んだ以外は、ひたすらのんびーりしていた。
徒歩10秒のビーチは、潮の満ち引きが激しく、波も高いので泳ぐのには適してないけど、それでも
美しいビーチを独占できた。
宿は最低限なのでビーチリゾートって雰囲気ではないけど、タンザニア風日本食の食事は美味しいので、
人によっては値段よりお得感があるかもしれない。
マライカゲストハウス
オーナーのハジさん
昼食のピラフ
海水浴して遊んでみる
逆立ちして遊んでみる
砂で遊んでみる
いつでも綺麗な海を見れる
ダウ船もぷかぷか浮んでる
元気に遊ぶ子供たち
●ウニ丼までの工程
この宿に宿泊する日本人は、たいてい挑むであろう”ウニ丼づくり”。
目の前に広がる海には、ウニがゴロゴロ落ちていて、無料で取り放題なのだ。それではと、日・米4人チームで
ウニ丼のために、バケツを持って海に入っていった。
引き潮の午前中は数百mの干潟が現れる。膝下ぐらいの水深の海にズボズボ足を取られながら入っていくと
黒いウニがウジャウジャ見える。これは食用ではない。浜辺から15分ほど歩いた場所で食用のウニを発見。
海草がまとわりついた茶色っぽいウニ、おもしろいほど群生している。1個あたりのウニ含有量が少ないと聞いていたので、
とにかく取りまくる。20〜30分がむしゃらに取り続けたので、1人50個以上になった。
宿に戻り、オーナのハジさんにウニ解体を教えてもらう。ウニだ!ウニだ!と期待して見つめると・・・なんてちっぽけなんだ。
あまりの少なさに、みんな言葉を失う。こぶし大のウニ殻から取れたウニは親指の爪ぐらいの大きさ。
現在時間は10:30、今日のお昼には到底間に合いそうもない、っていうか夕飯に間に合うかも・・・。
4人で手分けして、ウニ解体作業を始めるものの、やはり含有ウニが少なすぎる。しかも欲張って大きいウニを取ってきたが、
大きいウニほどウニ含有率が少なく、また変色して食べれそうもないウニだったりする。
一切れつまんで口に入れるが・・・あまりの小ささに「たぶんウニ?」って全員コメントする。何切れか食べると、
クリーミーな潮の香りが口の中でとろけて・・・確かにウニだ。スプーン1杯分のウニを食べて、ウニであることを確信。
ただこれ以上解体作業をする気になれず、「環境保全も考えて、ウニ丼ではなくて、ウニ小鉢を食べるぐらいを
目標にした方がいいよね〜」とみんなで納得。だって、宿泊している日本人がウニ丼目指してウニ取ったら、
1年以内にウニがいなくなる気がするから。
ウニ取りにチャレンジ
膝まで浸かって沖の方へ歩く
ウニ発見!!
これが食べられるウニ
ゴミ箱にウニを集める
大漁だ!!!
ハジさんに手本を見せてもらう
中のごみを洗いながら少しずつ
混ざらないように丁寧に扱う
取れたウニ・・少な・・
皆で解体作業に取り掛かる
へばり着いている黄色いのがウニ
3時間くらい?がんばってこれだけ
味はまぁ〜クリーミー・・でも・・
ごめんなさい、とりすぎちゃいました
●ウニ丼マニュアル
1.引き潮になる午前中(9:00過ぎ)に海へ行く。(ゴミ箱もしくはスーパービニル袋持参)
2.2種類ウニが生息しているが、食用は茶色っぽい体に白い刺のウニだけ。
なるべく小粒を選び、1人分のウニ丼のために50個以上のウニが必要。
3.取ってきたウニを解体する。包丁で半分に切って、内臓などのゴミを水にさらして取り除く。
ウニの殻についている微量の黄色い物体がウニなので、丁寧にスプーンで取る。
4.宿のオーナーハジさんに頼んで、白飯+粉山葵+醤油を準備してもらって、ウニ丼の完成。