アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群
  Nubian Monuments from Abu Simbel to Philae
1979年、文化遺産


概要:
水没の危機から救われた大神殿。
紀元前1250年頃ラムセス2世が建てた巨大なアブ・シンベル神殿。 1960年代、アスワン・ハイ・ダム建設のため水没の危機にさらされたが、 ユネスコの援助により分解・解体され・現在のナイル河岸の高台に移築された。 この事件をきっかけに、顕著で普遍的な価値のある文化遺産や自然遺産を未来に守り伝えていくための 国際協力の枠組みが作られた、それが現在の"世界遺産"である。 イシス神殿も1902年アスワン・ハイ・ダム完成によって一時期水没していたが、 1970年代にフィラエ島に移築された。
アクセス:
アスワンから1日ツアーに参加、1人75L.E.(入場料別)。 アスワンを早朝3:30に出発し、アブ・シンベル神殿、アスワン・ハイ・ダム、イシス神殿、 切りかけのオベリスクを見学して、15:00到着。 入場料は、アブ・シンベル神殿(90L.E.)、アスワン・ハイ・ダム(20L.E.)、イシス神殿(50L.E.)、切りかけのオベリスク(25L.E.)。
コメント:
やはりアブ・シンベル神殿はでかい!!内部のレリーフも美しかったが写真撮影不可。 悪名高き?公共事業アスワン・ハイ・ダム、それはそれは巨大な人造湖。 あまりの巨大さに周辺の自然環境をも変えてしまっているらしい。 世界遺産は移築して解決したけど、もっと大きな問題を抱えていたことに気づかなかったのだろうか? イシス神殿はフィラエ島に位置し渡し舟に乗る必要があるが、適正価格で乗るための交渉が難しい。 私たちは7人で1人7L.E.だったけど、適正価格は1人6L.E.みたい。
訪問日:
2010年1月21日 ( 現地は冬 )


inserted by FC2 system