フェズ旧市街
  Medina of Fez
1981年、文化遺産


概要:
世界一複雑な迷路都市
モロッコ最初のイスラム王朝の都で、アトラス山脈に連なる盆地に位置し、古来、交通の要衝であった。 イスラム教の祖であるムハンマドの婿、アリーの子孫にあたるムーレイ・イドリス1世が、ベルベル人の信頼を得て興した。 9世紀にはカラウィーン・モスク、教育施設マドラサなどが次々と造られた。 10世紀にはイドーリス朝は滅ぶが、学問の中心地としてフェズの地位が揺るぐ事は無かった。 なめし革産業やその他の商業も発展を続けた。 最初に作られた街をフェズ・エル・パリ、13世紀のマリーン朝時代に造られた街をフェズ・エル・ジェディドという。
アクセス:
旧市街は広く複雑で、フェズ・エル・パリとフェズ・エル・ジェディドの2つに分かれている。 見て周りたい場所をまず決め、それから拠点を決めると効率良く観光できると思う。 2日ほどあれば観光可能。
コメント:
フェズ・エル・パリのカラウィンモスクから少し南に歩いたところには、 タンネリと呼ばれる染色職人スークがある。 土産屋やカフェの屋上からは、職人達が働く様子や染料ダルを見ることができる。 とてもカラフルでフォトジェニックのなのでお勧め( 見物料:DH5〜10 )。 詳しい場所は、染色職人スークに近づくと客引きが声をかけて来るので交渉して連れて行ってもらおう。
訪問日:
2009年12月14日( 現地は秋 )


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