ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群
  Humberstone and Santa Laura Saltpeter Works
2005年、文化遺産


概要:
1872年に建設されたチリ北部にある旧硝石精錬所で、産出された硝石は化学肥料の原料として、 南北アメリカ、ヨーロッパに輸出された。急成長した工場群のお陰で、イギリス様式の洒落た建造物が 並ぶ賑やかな町になったが、1960年にはゴーストタウンとなった。 主として木造であることに由来する建造物群の脆弱性や地震の影響、資材の盗難などを理由として、 世界遺産登録と同時に危機遺産にも登録された。
アクセス:
イキケから東に45KMのハンバーストーンへは、イキケ市内中央市場近くから、 Pozo Almonte行きコレクティーボ(乗合タクシー)で50分(1人$2000)。 帰りは、ハンバーストーン工場入口付近を通りがかるバスを止めて、イキケ行きの交渉をする。 30分ぐらい待って、サンチャゴ行きのPullManに乗車(1人$2000)。 イキケから地上絵など別の見所を合わせた1日ツアー($20000前後)もあり。
コメント:
「午後は暑さと砂嵐で観光に向いてない」とインフォメーションスタッフからアドバイスがあった通り、とにかく暑い・・。 8:30からOPENしているので、少しでも早い訪問をオススメ。(入場料$1000) 砂漠にある、だだっ広いゴーストタウンを歩き回り、赤茶けたサビの塊みたいな機械の墓場を見ていると、 西部劇の舞台?いや宮崎アニメの世界にいるような気がしてくる。 正直期待せず訪問したが、その規模の大きさと、時が止まったリアリティの無い風景には圧倒された。
訪問日:
2009年4月14日


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