マチュ・ピチュの歴史保護区
  Historic Sanctuary of Machu Picchu
1983年、複合遺産


概要:
謎に包まれたインカ帝国の空中都市。
標高2400mのアンデス山中に残るインカ帝国の都市遺跡、首都クスコをはじめ、インカの都市はスペイン人によって徹底的に破壊されたが、マチュピチュは、険しい峰の上に築かれてたため、その難を逃れた。 1991年、インカの末裔が築いた伝説の黄金卿ビルカバンバを求めて、ウルバンバ川流域を探検していたアメリカの歴史学者ハイラム・ビンガムが欧米人として初めて到達、以後「空中都市」として、広く知られるようになった。マチュピチュとは、現地の言葉で「年老いた峰」を意味する。正面には2720mの「若い峰」を意味するワイナピチュがそびえる。 この一帯の山岳地帯は多様な動植物の生息地であることから、約5Kuの都市遺跡を含む周辺326Kuが、文化遺産と自然遺産の要素を兼ね備えた複合遺産に登録されている。
アクセス:
クスコまたはマチュピチュ村(アグアス・カリエンテ)を拠点に観光する。
クスコには旅行会社が多数あり各種ツアーを取り扱っているが、 日帰りでなく1泊、できれば2泊以上のツアーをお勧めする。理由としては、 マチュピチュ遺跡をゆっくりとすべて見て回るには、丸1日以上必要だから。
クスコからマチュピチュ村への移動は、通常は鉄道で約4時間だが、 バックパッカーの人たちはコレクティーボ&徒歩で7時間以上かけて行ったりもする。
マチュピチュ遺跡観光は、まず村から遺跡までバスで山を登る(歩いて登ることも可能)。 チケットは前日までに手に入れよう。 遺跡内は、メインの遺跡部分に半日以上、「ワイナピチュ」の山登りに半日、「インカの橋」に1時間ほど必要。 インカトレイルを少し歩くなら更に時間が必要。
・マチュピチュ村から遺跡へのバス代(往復):US$14(ソル払い不可)
・遺跡入場料:S/.124(学割:S/.62)(ドル払い不可)
コメント:
この旅の目的地の一つであるマチュピチュ。
「とうとうこの場所にやって来た」と感動の涙を浮かべる予定だったが、それは違った・・。 全世界の人たちが集まる観光地として整備されシステマチックに管理されるバスや大量の人・人・人に 少し疲れてしまった。っというのが正直な感想。というのも・・
遺跡の全体を見下ろす事ができる山「ワイナピチュ」。入山者数が1日500人と制限されている。 朝の方が景色にメリハリがあるので、朝5:30のバスで遺跡へ行く事にした。そうするとバス停はバス待ちの長蛇の列・・ 300人以上は並んでた。入山者数オーバーが頭をよぎった。そして7台目くらいのバスに乗り込む。 遺跡入り口に到着。そしたら、また列・列・列、今度は入場の為の手続き待ちだ。 もう一度、入山者数オーバーが頭をよぎった。 手続きを済ませ、今度は遺跡を足早に横切り「ワイナピチュ」の入山口へ。 そうしたらまた列・列・列。入山の為の整理券待ち(入山は7時と10時のいずれか)。 ふぅ〜。僕らは何をやっているの?と思ったりした。 遺跡を最初に見たときの感動は???なんか疲れてない? 結果、何とか入山する事ができた。7時の回の58番目くらいだったかな〜。 入山から1時間半、かなり急な道をゆっくりと歩きなんとか頂上に到着。 眼下にははっきりと遺跡の全貌がみえる。今までの疲れが吹き飛び感動。 山登りをした後だからか、なんだか達成感がわいて来る。でも、人はいっぱいいる。 そこで1時間ほど、岩に座りながら休憩。その間も、周りには人・人・人。
次に僕らは「月の神殿」に向かった。 ちなみに、「ワイナピチュ」から「月の神殿」へは梯子を使わなければ降りれないくらい急な道が続く。 しかもその道を1時間以上下り「月の神殿」の観光を終わらせ後も、別の道だが登り階段が待っている。 神殿自体は、静かでメインの遺跡とは別の雰囲気を楽しめるが、規模はさほど大きくない。 体力に自身があり時間がたっぷりあれば行って見ても良いかもしれない。
その後、下山、やっとメインの遺跡観光に出発。
僕らは、遺跡を網羅すべく歩き歩き歩きまくった。インカの橋にも行った。 もう、日がほとんど落ちている。
疲れた。欲張らず、観光ポイントを限定して段々畑に座ってゆっくりすればよかった。
そんな思いでいっぱいだった。次来る事があれば、1日何もせずゆっくりしよう(反省)。
という事で、皆さんも時間の配分を良〜く考えて観光してください。
訪問日:
2009年05月25日


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