バールベック
  Baalbek
1984年、文化遺産


概要:
レバノン北東部のベカー高原の中央に位置するバールベックは、 ローマ帝国時代最大の聖地であった。紀元前60年ジュピター神殿が、2世紀半ばにバッカス神殿が、 3世紀初頭にヴィーナス神殿が建築された。 建築材料に巨大な石が大量に使われるのが特徴で、どうやって石を切り出し、 運んだのかは謎のままである。 ジュピター神殿には現在6本の列柱しか残っていないが、 高さ20m、直径2.5mの柱が、実際は54本も並んでいたと言われている。 このジュピター神殿より小さいバッカス神殿でさえ、アテネのパルテノン神殿よりも大きい。
アクセス:
ベイルートからセルビスで2時間強。
・ベイルート[コーラ・バスターミナル]→バールベック手前の町(所要2時間、6000LP)
・バールベック手前の町→バールベック[遺跡前](所要5分、上記料金に含む)
ベイルート出発時、バールベック直行便に乗ったつもりだったが、 遺跡手前の町で別のセルビスに乗り換えさせられた。 運転手がフォローしてくれたので、追加料金もなく問題なく遺跡前に到着。
遺跡は2〜3時間あれば十分見て周れるので、ベイルートから日帰りも可能。
入場料は、12000LP(学割は7000LP)
コメント:
バールベックの町についた途端遺跡が目の前に飛び込んでくる。 3つの神殿の内、やはり圧巻なのはバッカス神殿。 神殿の列柱だけでなく、装飾された天井、さらに神殿内部まで残っている。 アテネのアクロポリスよりも保存状態が良いので、これを見るためにレバノンに来ても良いと思う。
訪問日:
2010年04月19日 ( 現地は春 )


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