クラック・デ・シュヴァリエとカル-エッサラー・エル‐ディン
  Crac des Chevaliers and Qal’at Salah El-Din
2006年、文化遺産


概要:
中世ヨーロッパに影響を与えた十字軍の要塞。
クラック・デ・シュヴァリエは、ホムスとタルトゥースの中間にあり、標高650mの丘の上に建つ城。 1144年に移り住んだ聖ヨハネ騎士団が要塞化した。 外壁には7つの塔が建ち、内部にはホール、礼拝堂、広大な食料貯蔵庫も設けられた。 13世紀以降は、マルムーク朝によってモスク、スルタンの塔が追加され、内装もイスラム調に改装された。 また、港湾都市ラタキアの30km東の山中には、 同じくカル-エッサラー・エル‐ディンという十字軍時代の代表的な城がある。
アクセス:
クラック・デ・シュヴァリエへのアクセス:
ハマから乗合バス(セルビス)を乗り継いで、所要90分。
・ハマ[ガラージュ・ミクロバス]→ホムス[ガラージュ](所要30分、35SP、セルビス待ち時間なし)
・ホムス[同ガラージュ]→クラック・デ・シュヴァリエ[遺跡前](所要60分、50SP、セルビス待ち時間75分)
復路は、運良くセルビス待ち時間なし。最終便は運転手に要確認
古城は2〜3時間あれば十分見て周れる。 入場料150SP(学割は26歳以下適用)
コメント:
世界遺産としては、2つの古城が登録されているが1つだけ訪問。 外堀の門から傾斜廊下を通り、内堀に出ると巨大な古城が聳え立つのが見える。 古城の保存状態が良いので、中世にタイムスリップしたような気持ちになる。 どこを歩いているか分からなくなったら、とにかく階段を登れば城を見下ろせる場所にたどり着く。
訪問日:
2010年04月11日 ( 現地は春 )


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