●世界遺産「メテオラ」とは
ギリシア本土中央の平原に存在する奇岩地帯。20〜400mの岩の塔が立ち並び、その頂上に修道院がある。
9世紀、下界との生活を断ち、神との交信を求めることを目的として、個人が岩山に登り修行したのが始まり。
「メテオラ」とは"空中に吊り上げられた"という意味で、敬虔な修道士が厳しい戒律を守りながら共同生活している。
21世紀初頭まで岩山に階段もはしごもなく、下界から人間あるいは生活物資を運ぶ手段は、滑車に吊るした
網袋だけだったという。
●修道院の周り方
拠点となるカランバカから、タクシー(夏季は公共バス有)でメガロ・メテオロン修道院へ(最も高い場所にある)。
その後、緩やかに下る道路を歩きながら、
いくつかの修道院をめぐり、そのまま山道を下り、カランバカの町へ戻る。所要4.5時間ほど。
修道院毎に開館日、開館時間が異なるので、観光案内所で確認しよう。
ルサヌー(尼僧院)
展望エリアからの景色
アギオス・ステファノス外観
アギア・トリアダの階段
アギア・トリアダの物資輸送コンテナ
カランバカからの眺め
●メガロ・メテオロン修道院 Megaro Meteoron
14世紀に建てられたメテオラ最大の修道院。高さは613mで、内部には教会、宗教画の部屋、博物館、
売店、展望台などがある。
修道院内部、特に教会は写真撮影不可の場所が多い。(メガロ・メテオラではこっそり撮影成功)
奇岩の上に建つ修道院
上まで登るの大変そう・・・
整備された階段
鮮やかなイコン
天井をびっちり覆う宗教画
極彩色豊か