●徹夜で準備
世界旅行がいよいよ始まる。
と言っても、今回は第一弾で3ヶ月の旅。(第三弾まである予定)それでも私たちにとって人生最長の長旅。
これまでの旅は、日本で大体のスケジュールを決めて、現地で手配する個人旅行。
さすがに3か月分も予定は立てられないし、全部のガイドブックを持ち歩くわけにもいかない。
準備したいことは山ほどあるのに、日本の冬は寒く、なかなか進捗があがらない。(コタツから出れない・・・)
それで、前日は徹夜で準備をしていた、かなり焦り気味に・・・。
「飛行機で安眠するために、旅前日は徹夜」というのが私の旅のスタイルなので、焦ってないけど
飛行機恐怖症、タイ初めての夫は、心身ともに疲れきってみえる。
●日本出国できるか?
04:30に夫の家族に見送られて、居候宅を出発。
3時間弱電車に揺られて空港到着。
今日のフライトは、9:40発タイ(バンコク)行きののチャイナエアライン。
実は、タイに入国できるか分からない・・というリスクを抱えている。
ビザ無しでタイに入国する条件が、「1ヶ月以内の出国航空券を所持していること」なのに、
3ヶ月後の出国航空券しか持っていない。
タイで入国拒否された場合、航空会社の責任で送還しないといけないので、日本出国時にNGとなることもある。
チャイナエアラインに相談したところ、心配ならダミー航空券を作成します・・と申し出てくれた。
なんと・・・・ありがたい、これでタイ入国問題なくできそうだ。
●バンコク到着
入国審査は、航空券提示もなく、すんなり終わり。
クーラーの効いた空港は、ぐにゃぐにゃしたタイ文字の嵐で・・・・夫固まる。
むあん〜んとした熱気ムンムンのバンコク、シャトルバスで宿に向かう。
宿の場所を運転手に伝えたので安心して乗ってたけど、1時間近く経つのに到着しない。
夫の地図感覚では、ちょっと前に近くを通りかかったのに、今は遠ざかっていると言う。
運転手に聞いたら、宿の場所知らない・・・・という、このまま空港に戻るみたい。
ぶちきれたけど、でも仕方ないのでバスを降りる。宿まで15分ぐらいで着いたけど・・・、ひどい。
日本から予約したYH、最低ランクの部屋って分かっていたけど・・2段ベッドがあるだけの独房。
10年前のタイ旅では、エアコン、シャワー付きのホテルだったのに・・・・世界旅行ってこんなにひもじいの??
とりあえず夕飯を食べに町にでるが、店が見当たらない・・・マクドナルド発見!
クーラー、明るい照明、馴染みのメニュー・・・初日からマクドナルドとは・・・先が心配。
●セキュリティー対策 検討大会
実は・・・日本からバンコクまで、貴重品が1箇所に固まっていた・・・
セキュリティーポーチも現金もカードもパスポートも、控えの情報も、何もかも全てショルダーバック1箇所に入っている。
これって、到着したばかりの旅行者が、一瞬にして全財産を無くす・・っていうパターンじゃない?!
大慌てで、どうやって貴重品を管理するか、作戦会議。
独房みたいな扇風機しかない部屋で、汗だくで作業していると・・・・なんだか泣きたい気分になってきた。
「こんな旅やだ・・・もう帰りたい」と初日から・・泣き言が出てしまった。
世界旅行の初日は、こうして終わった・・・