カンボジアの世界体験

コラム002 シュムリアップ カオサン発3泊4日 アンコールワットツアー
コラム003 シュムリアップ アンコールワットの日の出見ずして、アンコールならず

コラム003 シュムリアップ アンコールワットの日の出見ずして、アンコールならず
2008年1月12日

●04:00 暗闇の中アンコールワットへ

ツアー4日目、私たちはバンコクに戻らないので、ツアーメンバーとはお別れ。 5年前にアンコール・ワットを訪れた時、日の出待ちしたが・・・・残念ながら曇りのため見れず。 絶対、アンコール・ワットで日の出を見るために、もう一度来るぞ!!と誓ったお陰か、またチャンスが来た。 あんまり乗り気じゃない夫を説き伏せ、前日に自転車をレンタルして、04:00宿を出発する。 宿からアンコールワットまで、自転車で1時間。町を出ると、本当に真っ暗。ヘッドランプ装着して自転車をこぐ。 アンコールワットの入場ゲートはもう開いているので、入場券のチェックを受ける。 ガタガタ道を必死に自転車をこぐ、4:30過ぎになると、ツアー車やトゥクトゥクが砂埃を上げて追い越していく。 自転車こいでいるのなんて私たちぐらい・・・そっかぁ、トゥクトゥクって選択肢があったのか・・・。

●05:00 アンコールワット到着 ものすごい人だかり

西参道に到着すると、日の出待ちの人だかりができている。 ここからは、中央祠堂背後からの日の出が見れるので、TBS世界遺産が好きそうな構図である。 遺跡に腰掛けながら待つ、空はかなり明るくなり、中央祠堂右横から日の出が見えそうになる。 でも、雲が多く・・・ちょっと見えただけで、雲の中に入ってしまい、観衆はため息。 周囲を見渡すと、一角にすごい人だかりが出来ている・・・、あ!自分たちがずれれば良いんだ。 立ち位置が変われば、見えてくる角度が違う、そして、中央祠堂+完全な日の出を見ることができた・・!!!

●日の出を見たからって、すぐ帰っては駄目!!

西参道から日の出を見たら、次は聖池までダッシュ。 アンコールワットの5つの塔が、朝焼けの中浮かび上がり、そして蓮池に写りこむ。 ものすごくロマンチックな光景だ、これぞ悠久のアンコールワットという感じ。 のんびりと腰掛けながら見ていると、雲と太陽が生き物みたいに、刻々と表情を変えていく・・・・、一日の始まりだ。 このままアンコールワット見学をすると、ガラガラなので写真撮影などもスムーズ。大満足の日の出だった。

暗闇のサイクリング
西参道
ちらっと日の出

見る位置を変えると・・・
聖池より、完璧な構図
影が絵になる中央祠堂

●キリングフィールドへ

10:00を過ぎると、灼熱の太陽が容赦なく照り付けてきて、自転車は辛い。 キリングフィールドkilling Fieldとは、直訳すれば"殺戮現場"。 1975〜1979年に、ポル・ポト政権下の粛清の名を借りたクメール・ルージュによる虐殺行為で、 数千人の人が、よく分からない罪で殺された・・・。そんな負の場所。 英語の看板がないので、辺りを30分ぐらい自転車で駆けずり回って、ようやく到着。 刑務所があったとは思えないほど、すがすがしいお寺と庭がある場所だったが、慰霊塔の中には人骨が・・・・。 ものすごい数の頭蓋骨が積み重なって、こちらをジーと見ている、背筋がぞっとする、怨念を感じる。 敷地内には、当時の刑務所がそのまま保管されている建物があり、博物館ではないので、説明などないが、 かえってリアリティがあり、息が詰まる。まだ歴史にはなっていない、現実なんだ・・・・・と。

キリングフィールドって書いてある?
骸骨だらけの慰霊塔
昼食のラー麺、旨!

シュムリの町並み
オールドマーケット
スクータだらけ


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