●世界遺産 カトマンズの谷とは
カトマンズ盆地に点在する、7つの遺産が登録。ヒンドゥー教と仏教が共存する独特の遺跡。
カトマンズ、パタン、バクタプルは、3兄弟により競い建設された美しい古都。
パシュ・パティナート>>ガンジス川の支流岸にあるネパール最大のヒンドゥ寺院。
スワヤンブナート>>白いストゥーパがある寺院、敷地内にはヒンドゥ教の女神の像もある。
ボダナート>>ネパール最大の仏塔があり、チベット仏教の巡礼地。
チャング・ナラヤン>>ヴィシュヌ神の化身であるナラヤン神を祭る寺院。
パシュ・パティナート
パシュ・パティナート
スワヤンブナート
スワヤンブナート
チャング・ナラヤン
チャング・ナラヤン
●外出禁止令のバクタプル
ナガルコットから、チャング・ナラヤン経由で、バクタプルへのトレッキングをしていた。
1日がかりで、夕方バクタプルに到着すると、人だかりが出来ていて町に入れない。
欧米系旅行者の団体が町から出てきたので、様子を聞いてみると「ストライキがあって、危険だから入れない」
と忠告される。
様子見がてら街中に入る、広場で争う声が聞こえ、心配そうに地元民は様子を見てる。
地元民で英語が話せる人がいたので、状況を聞くと、観光客に危害は加わらないが、今もめてるから、
広場に入らないで、ホテルに行った方がいいと言われる。XXXという宿に行きたいというと、
「それは、広場の向こうだから・・・私と一緒にいこう」とおじさんが、先導してくれることになった。
歩き始めたら、両腕を担がれた男性がこちらに運ばれてくる、目をタオルで多い、鼻血が出てる・・・。
おじさんが周囲に「XXXホテルに行きたいから」とバリケードを開こうとするが、「危険だから」と中に入れてもらえない。
もう、私たちはどうしていいか・・・分からない。
そこに中学生ぐらいの男の子数名が、自分について来い、安全な宿に連れて行く・・・という。
何を信じていいか分からないけど、とりあえず彼らについていき、1軒の宿に案内される。
変な宿ではなさそうだ、部屋を見ていると、先客の中国人がいたので、様子を聞いてみる。
ストライキのせいで、バクタプルから出るバスもない。町では警官とデモ隊が衝突して発砲の音が聞こえる・・と。
また催涙弾のせいで、通りに面した部屋にいた中国人が、目が痛くて開けられない・・・とも。
かなり、やばい事態みたい。宿の人も、部屋に夕飯を運ぶから、部屋に居てください・・・という。
原因は、殺人者がお金で刑務所を出てきて、また殺人を犯したことに対して、地元民が警察の汚職を批判して
ストライキが起きたらしい。21:00−04:00まで外出禁止令が出ている、夜中に発砲音と悲鳴が聞こえた。
翌朝、宿のスタッフに連れられて町外れの街道に、カトマンズ行きのバスを探しに行く。
世界遺産バクタプルの古都は、一部破壊され、警察官が警戒する・・という、異様な雰囲気。
町の人の表情険しい、昨日外出禁止令を守らなかったトラブルで、1人死亡したらしい・・・。
なんとかカトマンズへ脱出できたが、すごい世界遺産訪問となった。