ニュージランドの世界体験

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コラム027 アオラキマウントクック ロードオブザリングの世界
コラム028 ティアナウ グレートウォークスという名のトレッキングルート
コラム029 フランツ・ジョセフ 氷河トレッキング 初のクランポン装着
コラム030 ロトルア 温泉と羊のいる町、そしてキャンピングカーに最大のピンチが!!
コラム031 ファカパパビレッジ トンガリロクロッシング
コラム032 ワイトモケーブ アンダー・ウォーター・ラフティングってすごい!!
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コラム028 ティアナウ グレートウォークスという名のトレッキングルート
2008年10月6日

●グレートウォークスとは

DOC(環境保全局)が、オススメする9つのトレッキングルートのこと。 世界遺産に含まれるのは、Tongariro Northern Circuit、Milford Track、Kepler Track、Routeburn Trackの4つ。

●冬のトレッキング

世界で一番美しい散歩道を呼ばれるミルフォード・トラックMilford Track、シーズンは11月〜4月末まで。 10月は冬山なので、トラック開始地点までの船も個人交渉、山小屋は水・電気・ガス全てSTOPしている。 DOCで相談しても、雪崩が多く、かなり危険なので、山登りエキスパート以外は勧めないと言われる。 ケプラー・トラックKepler Track、ルートバーン・トラックRouteburn Trackも同じ条件だが、 車でアクセスできるので、日帰りで行ける範囲で歩くことにする。 またミルフォード・トラックは断念したが、同フィヨルド国立公園内にあるショートトラックを歩いてみる。

●ミルフォードと言えば

ミルフォード・トラック以外にもミルフォード・サウンド・クルーズが有名。 タスマン海から15キロ内陸まで続く、1200メートル以上の断崖絶壁。 鬱蒼と茂った多雨林がその絶壁に生えている一方で、海中にはアザラシ、ペンギン、イルカなどが頻繁に出現する。 キャンプサイトMilfordSoundLodgeで、勧められたMitre Peak Cruises社の半日クルーズに参加。(50ドル) 私たちのクルーズ船は少し値段が高い小型船、小型船の方が小回りが聞くので、動物と会える確立が高い。 クルーズ中は、静寂で、雄大な景色に圧倒される、またフィヨルド・ランド・ペンギンにも出会えた。

小型のクルーズ船がオススメ
ミルフォード・サウンド
この凛とした姿

船内では、ドリンク自由
雨が多いので、滝が多い
魂が洗われる景色

●マリアン湖 Lake Marianへ

 DOCにより、各トレイルには難易度(6種類)がつけられている。 Easy Access walk(車椅子の人でも1時間ぐらいで行ける)、Short walk(1時間ぐらいで歩ける) Walking track(〜1日で行ける、簡単なルート)、Great walk/Easy tramping track(1日〜数日で行ける、整備されたルート) Tramping track(1日〜数日で行ける、能力が必要なルート)、Route(数日かかる、能力が必要なルート)
 マリアン湖へは、コースタイム3時間のトランピングトラック。なので、少し難しい道だと思われる。 ブナ林の中、滝沿いに上っているが、いきなり数本の倒木で道がふさがっている。数箇所同じような場所があり、 最初から気分が萎えるが、ナントカ乗り越えて先へ進む。トランピングルートだが、一応道しるべはある。 マリアン湖までの1時間半、結構急な勾配で、ぬかるんだ悪い道を歩く、トランピング気分満点である。 コバルトブルーのマリアン湖が、太陽の日差しを浴び、静寂な自然を満喫。

ケア 食べ物を狙いに来る
倒木による通せんぼ
雪解け水で水量豊富

最初だけ遊歩道がある
トランピングの道
マリアン湖

●キーサミットKey Summit Trackへ(一部ルートバーン・トラック)

コースタイム3時間のeasyトランピングルート。手軽にフィヨルドランド国立公園のパノラミックビューを楽しめる。 The Divide carparkからスタートし、ルートバーントラックに沿って1時間ほど歩くと、キーサミットへの分岐がある。 そこから20分歩くと、アルパイン周遊ルートがある。氷河によるU字型の山並み、昨日歩いたマリアン湖も見える。 眼下には鬱蒼と茂った森が続く、30分ほどしたら雲行きが怪しくなってきたので、下山する。 山小屋の様子を見たかったので、ルートバーン・トラックにあるHowdenHutに行く。シーズンオフなので無人だが、 シーズン中はウォーデンHut Wardenと呼ばれる管理人が居て、水道・ガス・電気の供給もある。設備はとても綺麗。

ルートバーン・トラック入口
整備された登山道
キー・サミットへ向かう

アルパイン周遊ルート
フィヨルドの大自然
ニュージーらしい風景

HowdenHut
台所兼くつろぎ場
ベッド

●ケプラートラックKepler Trackのラクスモー小屋へ

全長60KMを3〜4日かけて歩くルート。私たちは、ラクスモー小屋Mt.Luxmore Hutまでの往復28.2KMを1日で歩く。 ケプラートラックの入口まで、キャンプサイトから50分かかるので、プラス2時間、1日にしてはかなりの距離だ。 昨日かなり雪が降ったので、2/3ぐらい歩いた辺りからは、積雪があり滑るので歩きづらい。 ラクスモー小屋45分地点から稜線に出たが、膝までの積雪で、歩くのが一苦労。結局小屋は行かずに戻る。 途中、数名人に出会うが、アイゼンを準備してたり、宿泊装備を持ったベテランばかりだった。 片道7時間のコースタイムで、結局9:00出発-20:00到着の11時間で歩き倒したのは、私たちとしてはスゴク頑張った。 最後なんて、脳から足を動かすって指令がいかないほど、朦朧としながら歩いてた、ちょっと危なかったかも。

ケプラートラック入口
日帰りするのはきつそう
Brod Bayまで、水上タクシーあり

整備された登山道
昨日のドカ雪のせい
この雪の多さ

膝まで積雪、歩きづらい
眼下に見えるティアナウの町
ケプラー・トラックは続く


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