●グレートウォークスとは
DOC(環境保全局)が、オススメする9つのトレッキングルートのこと。
世界遺産に含まれるのは、Tongariro Northern Circuit、Milford Track、Kepler Track、Routeburn Trackの4つ。
●冬のトレッキング
世界で一番美しい散歩道を呼ばれるミルフォード・トラックMilford Track、シーズンは11月〜4月末まで。
10月は冬山なので、トラック開始地点までの船も個人交渉、山小屋は水・電気・ガス全てSTOPしている。
DOCで相談しても、雪崩が多く、かなり危険なので、山登りエキスパート以外は勧めないと言われる。
ケプラー・トラックKepler Track、ルートバーン・トラックRouteburn Trackも同じ条件だが、
車でアクセスできるので、日帰りで行ける範囲で歩くことにする。
またミルフォード・トラックは断念したが、同フィヨルド国立公園内にあるショートトラックを歩いてみる。
●ミルフォードと言えば
ミルフォード・トラック以外にもミルフォード・サウンド・クルーズが有名。
タスマン海から15キロ内陸まで続く、1200メートル以上の断崖絶壁。
鬱蒼と茂った多雨林がその絶壁に生えている一方で、海中にはアザラシ、ペンギン、イルカなどが頻繁に出現する。
キャンプサイトMilfordSoundLodgeで、勧められたMitre Peak Cruises社の半日クルーズに参加。(50ドル)
私たちのクルーズ船は少し値段が高い小型船、小型船の方が小回りが聞くので、動物と会える確立が高い。
クルーズ中は、静寂で、雄大な景色に圧倒される、またフィヨルド・ランド・ペンギンにも出会えた。
小型のクルーズ船がオススメ
ミルフォード・サウンド
この凛とした姿
船内では、ドリンク自由
雨が多いので、滝が多い
魂が洗われる景色
●マリアン湖 Lake Marianへ
DOCにより、各トレイルには難易度(6種類)がつけられている。
Easy Access walk(車椅子の人でも1時間ぐらいで行ける)、Short walk(1時間ぐらいで歩ける)
Walking track(〜1日で行ける、簡単なルート)、Great walk/Easy tramping track(1日〜数日で行ける、整備されたルート)
Tramping track(1日〜数日で行ける、能力が必要なルート)、Route(数日かかる、能力が必要なルート)
マリアン湖へは、コースタイム3時間のトランピングトラック。なので、少し難しい道だと思われる。
ブナ林の中、滝沿いに上っているが、いきなり数本の倒木で道がふさがっている。数箇所同じような場所があり、
最初から気分が萎えるが、ナントカ乗り越えて先へ進む。トランピングルートだが、一応道しるべはある。
マリアン湖までの1時間半、結構急な勾配で、ぬかるんだ悪い道を歩く、トランピング気分満点である。
コバルトブルーのマリアン湖が、太陽の日差しを浴び、静寂な自然を満喫。
ケア 食べ物を狙いに来る
倒木による通せんぼ
雪解け水で水量豊富
最初だけ遊歩道がある
トランピングの道
マリアン湖
●キーサミットKey Summit Trackへ(一部ルートバーン・トラック)
コースタイム3時間のeasyトランピングルート。手軽にフィヨルドランド国立公園のパノラミックビューを楽しめる。
The Divide carparkからスタートし、ルートバーントラックに沿って1時間ほど歩くと、キーサミットへの分岐がある。
そこから20分歩くと、アルパイン周遊ルートがある。氷河によるU字型の山並み、昨日歩いたマリアン湖も見える。
眼下には鬱蒼と茂った森が続く、30分ほどしたら雲行きが怪しくなってきたので、下山する。
山小屋の様子を見たかったので、ルートバーン・トラックにあるHowdenHutに行く。シーズンオフなので無人だが、
シーズン中はウォーデンHut Wardenと呼ばれる管理人が居て、水道・ガス・電気の供給もある。設備はとても綺麗。
ルートバーン・トラック入口
整備された登山道
キー・サミットへ向かう
アルパイン周遊ルート
フィヨルドの大自然
ニュージーらしい風景
●ケプラートラックKepler Trackのラクスモー小屋へ
全長60KMを3〜4日かけて歩くルート。私たちは、ラクスモー小屋Mt.Luxmore Hutまでの往復28.2KMを1日で歩く。
ケプラートラックの入口まで、キャンプサイトから50分かかるので、プラス2時間、1日にしてはかなりの距離だ。
昨日かなり雪が降ったので、2/3ぐらい歩いた辺りからは、積雪があり滑るので歩きづらい。
ラクスモー小屋45分地点から稜線に出たが、膝までの積雪で、歩くのが一苦労。結局小屋は行かずに戻る。
途中、数名人に出会うが、アイゼンを準備してたり、宿泊装備を持ったベテランばかりだった。
片道7時間のコースタイムで、結局9:00出発-20:00到着の11時間で歩き倒したのは、私たちとしてはスゴク頑張った。
最後なんて、脳から足を動かすって指令がいかないほど、朦朧としながら歩いてた、ちょっと危なかったかも。
ケプラートラック入口
日帰りするのはきつそう
Brod Bayまで、水上タクシーあり
整備された登山道
昨日のドカ雪のせい
この雪の多さ
膝まで積雪、歩きづらい
眼下に見えるティアナウの町
ケプラー・トラックは続く