ニュージランドの世界体験

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コラム028 ティアナウ グレートウォークスという名のトレッキングルート
コラム029 フランツ・ジョセフ 氷河トレッキング 初のクランポン装着
コラム030 ロトルア 温泉と羊のいる町、そしてキャンピングカーに最大のピンチが!!
コラム031 ファカパパビレッジ トンガリロクロッシング
コラム032 ワイトモケーブ アンダー・ウォーター・ラフティングってすごい!!
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コラム031 ファカパパビレッジ トンガリロクロッシング
2008年11月10日

●世界遺産 トンガリロ国立公園

ルアペフ、ナウルホエ、トンガリロ山の3つの活火山がそびえる、トンガリロ国立公園。 公園内には、クレータ・カルデラ湖・溶岩の荒野など、火山地帯独特の地形が見られる。

●Tongariro Northern Circuitの一部、トンガリロ・クロッシング

DOCオススメの9つのグレートウォークスの1つで、3〜4日かけて歩くeasyトランピング・トラック。 その一部、名前の通り国立公園を縦断するルートをトンガリロ・クロッシングと呼び、1日で歩ける。 トンガリロ国立公園は、火山岩による不安定な道、そして激しく変化する天候、気温差があるので、 DOCはそれなりの装備を求めている。実際は1日なので、かなりの軽装備で望む旅人も多いみたい。 コースタイムは、以下の通り。 Mangatepopo駐車場→Emerald Lake(4時間)→Ketetahi駐車場(3時間)の合計、7時間。 トレイルまでの交通手段は専用シャトルバス、8:30にMangatepopo駐車場で解散し、16:00Ketetahi駐車場ピックアップ。 シャトルバスに乗り遅れると、歩いて帰るか、タクシーを頼まないといけないので、とにかく時間厳守。

●Emerald Lakeまでの見所

 South Creater, Red Createrなど、火山口を間近で見ながら、火山湖であるEmerald Lakeまで歩く。
が!!昨日かなりの積雪があり、シャトルバスに運転手によると、崩落・雪崩の危険性があるから、 注意して歩くように言われた・・、トホホ。春が近い冬山のコンディションは不安定で難しい。
 歩き始めて30分、ナウルホエ火山の火山岩による勾配が急な道に変わる。トレイルは整備されているが、 積雪のため、足場が滑りやすくなる。丘を越えると、強い風が吹き付ける。サウス・クリエータに出たが、 一面積雪なので、クリエータらしい景色を見ることができない。更に先を進むとレッド・クリエータが見えてくる。 かろうじて、赤土の火山口が見える。風はかなり冷たいが、足元から火山の蒸気がでている場所があり、 そこで休憩する、活火山の証拠だ。雲海が下に見え、荒涼とした火山のパノラミックビュー、最高の景色だ。
 ここからエメラルド湖に向けて下る、眼下にエメラルドグリーンの静かな湖が、とても美しい。 この色は、レッドクリエータのミネラルが水に溶けた結果らしい、赤から緑が生まれるとは不思議だ。
 エメラルド湖で昼食休憩を取り、ここから下山開始。眼下にタウポ湖を見えるすがすがしいルートのはずだった・・。 ここで濃霧発生、3M先が見えない。更に気温が下がってきたので、足元の雪が凍り始め、滑る。 1時間ぐらいジグザグの雪道を歩き、更に1時間ジグザグの草原を歩く、濃霧の中、ただひたすら降りる。 途中に私有地があり、ここには温泉があるらしい。でも私有地なので、「トレッカーは立ち入らないこと!」と しつこく看板がある。集合時間までゆとりもないので、とにかく足元だけ見つめて下山する。 1時間ぐらい昼食休憩を取ってしまったので、かなり焦って下る、周りに同じツアーの人を見かけない。 結局、集合時間5分前に、トンガリロ・クロッシング完歩!! 天気にはあまり恵まれなかったけど、逆にマオリの信仰山である、畏怖を感じられたので、これもありかな?

歩き始め、なだらかな道
火山岩に覆われた景色
昨日の積雪

一面真っ白
見所サウス・クリエータが雪まみれ
DOCの道しるべ

積雪のためクレータが不明瞭
レッドクリエータ
エメラルド湖

ブルー湖
視界悪い下山道
霧で前方が見えない

最後は森林部へ
トレイルマップ
トンガリロ・クロッシング完歩


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